パート先の店長に怒られ、客から舌打ち……もう地獄! PMS頭痛に悩む35歳「泣きたくなった」体験談
PMSは頭痛のほかにも、めまいや眠気、過食、情緒が不安定になりイライラしてしまうなど、さまざまな症状があります。生理前に2~3日だけ軽く症状が出る人もいれば、症状が10日ほど続く人もおり、かなり個人差があるのも特徴です。
PMS頭痛の原因は、現代の医学でははっきりわかっていない部分もあるのですが、女性ホルモンのバランスの乱れによる影響が指摘されています。女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、排卵期と生理の間にある「黄体期」に、この2つのホルモンのバランスが変化します。
そもそも頭痛自体、男性よりも女性に多い悩み。頭痛は主に片頭痛と緊張型頭痛があるのですが、緊張型頭痛は男性の1.5倍、片頭痛にいたってはなんと男性の3倍もの女性が悩みを抱えているのです。
3.PMSが原因の頭痛で悩む女性には、漢方薬が効く!
飲酒を控える、ストレスを溜めないなどのセルフケアをしても、PMS頭痛が改善しなかった聡美さん。そんな時、ママ友から「生理関連の不調にいいよ」と、漢方薬を紹介されたそう。
はじめは「漢方薬って生理と何か関係あるの?」と思ったくらい無知だった聡美さんですが、ママ友からの紹介をきっかけに、漢方薬に興味を持ったのだとか。このまま悩み続けても仕方ないと感じ、思い切って漢方に詳しいお医者さんを訪ねてみたといいます。
そこで今までの悩みを医師に打ち明けると、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」という漢方薬を処方されました。これは、PMSにおける“第一選択肢”なのだそう。医師から処方された漢方薬を生活に取り入れてから、聡美さんは、ひどい頭痛が徐々に和らいできたと感じているようです。また、「イライラ感や気分の落ち込みが少なくなったような気がする」とも話してくれました。
「痛み止めを飲み続けているけど、頭痛を繰り返す」「そもそも、頭痛持ちの体質って変えられないのかな?」
そんな悩みを持つ方には、漢方薬がおすすめ。漢方医学はカラダのバランスを整えて、自然治癒力を高めることで、全身の健康を回復に向かわせる学問。長い歴史とさまざまな症例があり、効果が証明されています。
今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、冷えや疲れなどの症状や、太りやすい体質に悩む方には最適。バランスのいい食事や適度な運動を毎日続けるのは難しい……という場合でも、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられるでしょう。