パート先の店長に怒られ、客から舌打ち……もう地獄! PMS頭痛に悩む35歳「泣きたくなった」体験談
「生理前に気分が悪くなる」「特に頭痛がひどい……。これって私だけなの?」
生理前にいきなりやって来る激しい頭痛。あなたも覚えがありませんか? 「月経前症候群(PMS)」と呼ばれる症状は女性にとって大きな悩みの種の一つ。個人差はあるものの、ひどい症状だと1日の予定が台無しになってしまうほど、集中力を奪われてしまいます。生理前のつらい頭痛には、どう対処していけばいいのでしょうか?
今回は、あんしん漢方(オンラインAI漢方)医師の木村好珠先生に、「生理前のつらい頭痛の解決方法」について教えてもらいました。
1.生理前の頭痛がひどく、痛み止めも効かない!
聡美さん(仮名)35歳も、PMSの頭痛に悩む女性の一人でした。
「ここ最近、生理前の頭痛に悩むようになりました。以前はそれほどでもなかったのに、頭痛で気分がすぐれないことが増え、最初は一般的なドラッグストアで市販されている薬を試してみたのですが、効果が全く感じられず病院に。そこで出された痛み止めで、なんとか誤魔化していました」
聞いているだけでもつらそうな体験です。しかも、この頭痛はさらにひどくなったといいます。
「この数カ月、痛み止めでも乗り切れないほどの頭痛が襲ってきて、対処に苦労していました。薬を飲んでも翌日すぐに痛くなってしまったり、ひどい時には吐き気を伴う苦しみがやって来るほど、悪化していたんです。
私はコンビニでパートをしているのですが、PMSを理由に休むこともできません。職場の人はPMSについて全く理解してくれず、シフトを減らすこともできない。集中力が落ちた状態でレジ打ち業務を行い、ミスを連発。お客さんから舌打ちをされ、クレームが入り、店長には怒られ……そんな時に限って、さらに頭痛がやって来て悪循環。もう地獄のようでした。
『聡美さん、何回間違えるん? いい加減にしてよ。ボーッとしないで!』という、配慮のかけらもない店長の言葉が頭にガンガンと響きます。『こっちはPMSを抱えて必死でやってるのに!』と泣きたくなりました」
ただでさえ頭痛はつらいのに、周囲の無理解も相まって、さらに追い込まれてしまった聡美さん。PMS頭痛の原因はどこにあるのでしょうか?