「笑い声にイライラして殺意!」これってPMS!? 38歳、「ヒステリックに怒鳴って泣いてしまう」自分をやめたい
生理前にイライラしてしまうことや、ココロとカラダに不調を感じてしまうのは、ホルモンバランスの乱れが関係しているといわれています。
女性のカラダは、排卵日(生理の約14日前)を過ぎた頃から女性ホルモンのプロゲステロンの分泌が多くなり、エストロゲンの分泌量が減ってくるため、ホルモンバランスに乱れが出てきます。
すると、脳内の神経伝達物質の働きが弱くなってしまい、場合によってはイライラすることが多くなる、怒りっぽくなる、気持ちがパニックになる、涙もろくなるなどの精神的不調に。これが、PMSの症状として出てきます。
また、PMSの症状は胸の痛み、頭痛、肌荒れ、体の冷えやむくみ、下腹部痛、腰痛、眠気、だるさなど、体の不調にも現れます。体の症状が引き金となり、さらにイライラが増すこともあるため、多くの女性が「生理前にイライラする」という症状を訴えるのです。
3.PMSが原因のイライラには漢方薬がおすすめ!
今回ご紹介した体験談の女性(真美さん)は、イライラがあまりにも続くため、スマホのアプリを使って医師に相談してみたところ、婦人科へ行くことを勧められ受診することに。
その際、加味逍遙散(かみしょうようさん)と抑肝散加陳皮半夏(よくかんさんかちんぴはんげ)という漢方薬を処方してもらいました。その結果、医師から処方された漢方薬を飲み始めて次の生理周期にはイライラが治まってきたそうです。その後は心が安定する時間が増え、優しい彼のことを受け止めることができるようになったとのこと。
生理前はいつもイライラして、体調も不安定。PMSって治せるのかな……そんなふうに思っている方には漢方薬がおすすめです。
漢方医学は、体のバランスを整えて自然治癒力を高めることで、全身の健康を回復に向かわせる学問です。漢方薬は医薬品として効果と安全性が認められています。女性ホルモンが原因の不調には漢方は効果を発揮します!
特に、今起こっている不調を抑えるだけでなく、根本的な体質の改善を目指すものですので、イライラする気持ちを落ち着けたい人や、症状に悩む方に最適です。バランスの良い食事や適度な運動を毎日続けるのは難しい……という場合も、漢方薬なら毎日飲むだけなので、無理せず続けられます。医薬品を日常に取り入れ、健康な毎日を過ごしてみてはいかがでしょうか。