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ジャニーズ事務所、“一斉薬物検査実施”は「遅い」!? タイタン、ナベプロらに次いでの取り組みに一部で「今さら」の声

2020/12/19 15:00
サイゾーウーマン編集部
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副社長、お疲れさまです

 12月15日発売の「女性自身」(光文社)の報道により、ジャニーズ事務所が全所属タレントに対して薬物検査を実施していることがわかった。大手芸能プロダクションのこうした取り組みを評価する声もあるが、一部ネット上には「遅すぎる」という指摘も寄せられている。

「『自身』によれば、ジャニーズは11月末から自主的に薬物検査を開始。それも簡易的なものではなく、立会人の監視下で厳正な検査を行っているとか。すでに多くのデビュー組が検査を終えているらしく、今後も定期的な検査が行われるようです」(芸能ライター)

 ジャニーズほど大きな組織で一斉薬物検査が実施されるとあって、業界内外で話題を呼んでいる。

「好意的に受け止める声も多いのですが、『むしろこのご時勢でまだやってなかったの?』『遅いくらいだと思う』『今さら感が強い』との意見も少なくありません。というのも、ジャニーズは過去にタレントの薬物逮捕、または薬物疑惑が複数伝えられています。例えば、元光GENJI・赤坂晃は、2007年に覚醒剤取締法違反(所持)で現行犯逮捕され、その翌日にジャニーズから懲戒解雇されました」(スポーツ紙記者)

 一方、嵐のリーダー・大野智は、08年発売の「週刊現代」(講談社)に「大麻で3P」という衝撃的な記事が掲載された。しかし、その後の報道によると、ジャニーズ側が大野を事情聴取した結果、大麻使用を否定したといい、解雇どころか当時の出演番組から降板することもなく、一部では「なぜ大野は許されるのか?」と批判もあった。


「KAT-TUNの元メンバーで、13年に『度重なるルール違反行為があった』としてジャニーズから契約解除された田中聖は、17年に大麻所持の現行犯で逮捕されました(その後、不起訴処分)。また、同じく元KAT-TUN・田口淳之介も、16年のジャニーズ退所後、19年に交際相手の元女優・小嶺麗奈と共に大麻所持の疑いで逮捕されています。田口に関しては、取り調べに対して『約10年前から大麻を使用していた』と供述したことも報じられ、“ジャニーズ時代から使用していた”ことにショックを受けるファンが続出。事務所の責任を問う声も上がりました」(週刊誌記者)

 このように、ジャニーズ関連の薬物報道は以前からあったにもかかわらず、タレントへの一斉検査を開始したのが最近となれば、「遅すぎる」という声が出るのは無理もない。

「さらに、爆笑問題らが所属する芸能事務所・タイタンの太田光代社長は、16年2月に自身のTwitterで『弊社では薬物防止に取り組んでおります。社員、タレント、関連会社も抜きうち検査。私も抜きうち検査をします』と説明。また、今年2月14日にはアカペラグループ・RAGFAIRの土屋礼央が『直撃LIVEグッディ!』(フジテレビ系)で、所属事務所・ワタナベエンターテインメントから抜き打ちで薬物検査を受けたと明かし、芸能事務所・TAP(元オフィス北野)の社長でタレントのつまみ枝豆も、同日付の自身のブログで『社員、所属タレント全員検査をしている』とつづっていました」(前出・ライター)

 このように近年、芸能人の薬物逮捕者が出るたびに、芸能事務所が自主的に検査を行う流れが主流となりつつあるだけに、「ジャニーズの対応は遅い」という意見が出るのは当然のことだが、それでも、大手事務所が一斉検査に踏み切ったことは、業界全体に好影響をもたらすのではないだろうか。


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最終更新:2020/12/19 15:00
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