郷ひろみ、中居正広による「ジャニーさん追悼企画」――元ジャニーズが象徴する「芸能界の変化」
世間を震撼させている芸能界で相次ぐ自殺。しかし、亡くなったタレントが売れっ子となれば、親族や関係者は悲しみ以外の悩みも出てくる。それが金銭にまつわること。そんな記事が立て続けに「女性セブン」と「女性自身」で掲載された。
まず三浦春馬。不動産は所有していなかったが、軽く億を超える貯金があったという。三浦は独身。よってその相続は普通なら両親、ということに。しかし、すでに報じられているように、三浦はある時期、母親と距離を置き、籍も抜いた。また両親は離婚しており、母親は再婚。しかも両親に金銭の支援をしていたことが、今回の自殺でクローズアップされている。さらに、遺骨がどこにあるか不明で、お墓もまだない。親族や友人たちは、母親とも連絡がとれないらしい。
記事には一般論として実母と実父が相続権を持つが、もし母親の再婚相手と三浦が養子縁組していれば継父にも相続権が生じる可能性もあると解説されている。いずれにしても三浦の本意とは違うかもしれないが、遺書がなかったとされる中、仕方がない。
そして竹内結子。突然家族が亡くなった場合、銀行などの手続きが煩雑だったり、口座引き落としの有無など把握が難しいという状況に。さらに、竹内の残された夫・中林大樹の場合、自宅退去という問題があるという。竹内が亡くなった場所であり、子どもたちにとっては母親との思い出の場所。しかし家賃は180万円ほど。悲しみと2人の子どもたちの育児に加え、毎月膨大な家賃も発生する。憔悴ばかりしていられない現実だ。
そして、自殺ではなく遺書も残していたが、その望みがかなわなかったのが、昨年亡くなった八千草薫のケース。愛する夫・谷口千吉さん(故人)と過ごした生前の自宅をそのままの形で残してほしい、との遺言があったが、そこは土地だけで3億円もの高級住宅地。当初、八千草の遺志通り、個人に売却しようとしたが、3億円に豪邸つきという高級物件に加え、コロナで売り手が見つからず、また数千万円という相続税の問題もあり、やむなく不動産業者に売却し、豪邸が解体されたという。
3人のパターンは、それぞれ違ってかつ複雑だが、なんだか悲しく、せちがらい気分になる3本の記事だった。
芸能レポーターの大御所・東海林のりこが仰天の告白を。1998年に自死したとされる元X JAPANのHIDE。東海林は自殺ではないと信じているというが、その理由が興味深い。HIDEはドアノブにかけたタオルで首をつったとされるものの、東海林はギタリストが肩こりのため、ドアにタオルなどを巻いてストレッチすることを指摘。HIDEも「(酔った状態で)いつものようにタオルで肩を伸ばそうとしたところ、事故になってしまったんじゃないかな」と推測している。なるほどね。初めて聞いた、新説!?