ママ友グループLINEから

ママ友グループで仲間はずれに!? 私以外は『あつ森』内で集合、LINEはゲームの話題ばかり……「寂しい」と漏らす母

2020/09/13 18:30
池守りぜね(ライター)

ママさんバレーの勧誘を断りきれず、本音は「辞めたい」

 専業主婦の玲子さん(仮名)には、今年小学校に入学したばかりの女児がいる。同じPTAの役員として知り合ったママ友のTさんからの誘いに困っているそうだ。

「Tさんは、上の子が小5で、下の子がうちと同じクラスにいるんです。今年はコロナ禍でいろいろな学校行事が中止となる中、先輩ママさんとして、私にどんな行事があるのか、詳しく教えてくれました。明るくて面倒見のよい性格のTさんは好きなのですが、仲が良いママ同士で作ったグループチャットで、PTAのママさんバレーに勧誘してくるのは、少々戸惑ってしまいます」

 PTAを母体とするママさんバレー活動は、放課後の小学校の体育館を利用して練習が行われている。地区大会なども開催されるので、本格的な練習を行うチームもあるようだ。

「お誘いのメッセージに、ほかのママ友は『夕方は忙しいから』などと返していて、まったく乗り気ではありませんでした。私も当たり障りなく、断ろうと思っていたところ、Tさんから直で私宛に『練習だけでも見に来てよ』というメッセージが来たため、断り切れなかったんです……」

 その後、とりあえず練習を見に行ったという玲子さん。しかし当日、急きょ練習に参加することになったそう。


「そんなこんなで、次から正式に練習に参加することになってしまったんです。私は初心者なのですが、ほかのみなさんは経験者。Tさんは『ママさんバレーは趣味』というものの、私にとっては、すごくハードな練習なんです。木曜の夜と、隔週の土曜、週2回も練習があり、自分の時間がなくなりました。他学年の子どもを持つママ友ができたのはよかったですが、やっぱり辞めたい。でも、どうしても言い出しづらくて困っています」

 このように、グループチャットで話題に上がる趣味のお誘いは、「たとえ断ろうとしても、それを文章にしなければならず骨が折れる。ほかの人の目も気になりますしね。それに、チャットというのは終わりがないから、その話題がズルズル引き伸びることもあり、面倒です」という。こうしたやりとりはママによっては多大なストレスになるのではないだろうか。

消えたママ友