コラム
[飲酒コラム]今日もモンテローザで飲んでます
「鳥貴族」を徹底オマージュ、どころかトリキ超え!? 「豊後高田どり酒場」もはや無双のカオス居酒屋だった【モンテローザで飲んでます】
2020/09/25 20:30
頼まれてもいないのに、モンテローザ系列の飲食店の“素敵なところ”を勝手に掘り下げていく当連載。第2回は、「鳥貴族」のマネではないかとちまたでいわれる居酒屋「豊後高田どり酒場」を掘り下げます。
モンテローザ2軒目:「豊後高田どり酒場」
豊後高田どり酒場のネタ元であるとネット上でいわれる「鳥貴族」は、「焼鳥屋で世の中を明るくしていきたい」という理念のもと、1985年にオープン。企業努力が実り2014年に上場を果たし、創業から20年以上かけて620店を超える全国チェーンへと成長しました。そんな鳥貴族を、横からまるっとオマージュした、豊後高田どり酒場。メニューのラインナップから均一価格設定、黄色地に赤い文字というロゴまで徹底的に“トリビュート”して16年に1号店をオープン。店舗を拡大し続けて約4年、現在も元気に営業しています。
そんな高田どりですが、いざ訪れるとこんな言葉が脳裏に浮かぶのです。
“本家超え”。
“本家超え”とは何かをオマージュしたものが、元ネタの魅力を超えてしまう現象のこと。高田どりが鳥貴族を超えた……とまでは言いませんが、後出しじゃんけんって強いですよね。
では高田どりのことを、アルコール類から掘り下げていきます。
高田どりは鳥貴族同様、料理とドリンクが均一価格で、すべて280円(バカ盛りなどの例外あり)。もともとは鳥貴族と同価格でしたが、鳥貴族が17年に人件費などの高騰で298円に値上げしたことで、結果鳥貴族よりも安く飲み食いできる店になりました。値上げにより鳥貴族は客離れが起こり赤字に転落。この頃「トリキが高くなったからパクリ店でいいや」と高田どりに限らず、安価なお店に流れた客もいたのでは……?