『スター・ウォーズ』『SATC』『モンティ・パイソン』人気キャストも……2020年上半期に亡くなったセレブ
新型コロナウイルスの感染拡大により、さまざまな面で影響を受けている米ショービズ界。大往生したセレブもいたが、3月以降は新型コロナウイルスで命を落としたセレブの訃報が目立ち、世界中に大きな衝撃を与えた。今回は、そんな2020年上半期に亡くなったセレブたちをご紹介しよう。
カール・ライナー
6月29日、ビバリーヒルズの自宅で、老衰のため死去。享年98。1950年代からコメディアンとして活躍。『天国から落ちた男』(79)など映画監督としても活躍し、『オーシャンズ11』(01)で往年の天才詐欺師ソール・ブルーム役を演じるなど、多彩な才能を発揮。息子のロブ・ライナーも『恋人たちの予感』(89)などを手掛ける映画監督となった。シルビオ・ホルタ
1月7日、フロリダ州マイアミのホテルで遺体となって発見された。享年45。死因は拳銃自殺。脚本家として活躍し、ジャレッド・レト主演の猟奇殺人映画『ルール』(1998)や、大ヒットドラマ作『アグリー・ベティ』を手掛け、ゴールデン・グローブ賞などを獲得した。ハリー・ヘインズ
1月7日、ロサンゼルスで27歳の若さで死去。死因は麻薬性鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取。女優ジェーン・バドラーの息子で、ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー・ホテル』などに出演していた。死後、ジェーンは息子がメンタルの病に苦しんでいたことを公表した。ロッキー・ジョンソン
1月15日、感染症と血栓症治療中に重度の心臓発作を起こし、死去。享年75。“ロック様”こと、プロレスラー/俳優のドウェイン・ジョンソンの父で、WWF(当時)の人気レスラーとして活躍。2008年にはドウェインが見守る中、WWE殿堂入りを果たした。テリー・ジョーンズ
1月21日、77歳で死去。イギリスの国民的人気コメディグループ「モンティ・パイソン」のメンバー。2016年に前頭側頭型認知症と診断されていた。コービー・ブライアント
1月26日、ロサンゼルスで13歳の次女らと搭乗していたヘリコプター墜落事故により死亡。享年41。NBAロサンゼルス・レイカーズで5回のファイナル制覇、米国代表として五輪2大会で金メダルを獲得した国民的バスケットボール選手。現役引退翌年に、脚本を手掛けた短編アニメ映画『親愛なるバスケットボール』(2017)がアカデミー賞短編アニメ賞を獲得している。亡くなった日の夜に開催されたグラミー賞では多くのセレブが彼を追悼した。メアリ・H・クラーク
1月31日、フロリダ州で老衰のため死去。享年92。「サスペンスの女王」と称された小説家で、『子供たちはどこにいる』など数多くのベストセラーを執筆。『殺したのは私』など映画化もされ、生涯50作余りを世に送り出し、1億部以上も売り上げた。カーク・ダグラス
2月5日、老衰のため死去。享年103。俳優マイケル・ダグラスの父親で、『炎の人ゴッホ』(1956)などでアカデミー賞に3回ノミネートされた名優。数多くのハリウッド大作映画に出演し、96年にはアカデミー名誉賞を受賞。『グロムバーグ家の人々』(03)では、マイケルや孫キャメロンとの共演を果たし、話題になった。ケヴィン・コンウェイ
2月5日、心臓発作のため死去。享年77。数多くのテレビドラマに出演。日本でも人気のドラマ『グッド・ワイフ』では、認知症を患ったリベラル派弁護士ジョナス・スターンを熱演。ラファエル・コールマン
2月7日、ジョギング中に倒れて急死。享年25。持病などはなかった。『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』(2005)、『ダニエル/悪魔の赤ちゃん』(08)などに出演した実力派子役で、近年は環境活動家として活動していた。リン・コーエン
2月14日、ニューヨークで死去。享年86。ブロードウェイや映画、テレビドラマで活躍した名脇役。世界的人気ドラマ『セックス・アンド・ザ・シティ』で、シンシア・ニクソン演じるミランダを支える家政婦マグダ役が人気になり、映画版にも出演した。カミラ・マリア・コンセプシオン
2月21日、自殺により命を落とした。享年28。イェール大学出身で、ネットフリックスドラマ『Gentefied/ヘンテファイド』『デイブレイク~世界が終わったその先で~』などの脚本家チームの一員として活躍。これからが期待されていた脚本家で、トランス&ラテンアメリカ人の権利向上を目指す活動家でもあった。ジェームズ・リプトン
3月2日、膀胱がんのため死去。享年93。監督や俳優にインタビューする人気テレビ番組『アクターズ・スタジオ・インタビュー』の名司会者として知られている。同番組は20年以上続く長寿番組となった。マックス・フォン・シドー
3月8日、フランスの自宅で死去。享年90。スウェーデン出身の役者で、映画『エクソシスト』(1973)のメリン神父役を演じ、知名度を上げた。映画『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(15)や人気ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』にも出演していた。ケニー・ロジャース
3月20日、老衰のため、ホスピスで家族に見守られながら息を引き取った。享年81。1970~80年代に活躍したカントリー歌手。グラミー賞を3回獲得している大御所だが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、葬儀は小規模なものとなった。テレンス・マクナリー
3月24日、81歳で死去。死因は新型コロナウイルスに伴う合併症。同性愛やエイズをテーマにしたブロードウェイ作品を多数手掛けた劇作家。『愛!勇気!同情!』などの名作で、トニー賞を4回受賞。19年にはトニー賞特別功労賞が贈られた。ビル・ウィザース
3月30日、心臓の合併症のため死去。享年81。1985年に引退するまで活躍したソウル界のレジェンド。「Ain’t No Sunshine」など歴史に残る名作を生み、グラミー賞を3回界受賞。引退後も数多くのアーティストが彼の曲をカバーし、87年にクラブ・ヌーヴォーがカバーした「リーン・オン・ミー」など再ヒットした曲も少なくなかった。アンドリュー・ジャック
3月31日、イギリスの病院で、新型コロナウイルスに感染したことが原因で死去。享年76。ハリウッドで方言を指導するダイアレクト・コーチとして活躍。『スター・ウォーズ』シリーズの「エピソード7/フォースの覚醒」「エピソード8/最後のジェダイ」でイーマット少佐を演じるなど、俳優としても活躍していた。アダム・シュレシンジャー
4月1日、新型コロナウイルスによる合併症で死去。享年52。1990年代後半から00年代前半に活躍した人気ロックバンド「ファウンテンズ・オブ・ウェイン」を立ち上げ、「Stacy’s Mom」などのヒット曲を飛ばした。シンガーソングライターとしても活躍し、映画『すべてをあなたに』(96)の主題歌「That Thing You Do!」はアカデミー賞にノミネートされた。エリス・マルサリス
4月1日、新型コロナウイルス感染に伴う合併症で死去。享年85。ニューオーリンズの伝説的ジャズ・ピアニストで、『エド・サリヴァン・ショー』『ザ・トゥナイト・ショー』の人気トークショーのバンドメンバーとして生演奏していた。教育者でもあり、ピアニストのハリー・コニック・ジュニアやトランペット奏者テレンス・ブランチャードを育てた。ローガン・ウィリアムズ
4月2日、麻薬性鎮痛剤フェンタニルの過剰摂取により急死。享年16。『THE FLASH/フラッシュ』で主人公の少年時代を演じるなど、子役として知られていた。『SUPERNATURAL スーパーナチュラル』などの人気ドラマに出演し、今後の活躍が期待されていた。ジェイ・ベネディクト
4月4日、新型コロナウイルス感染に伴う合併症により68歳で死去。『エイリアン2完全版』(1986)、『宮廷料理人ヴァテール』(00)など数多くの作品に出演した名脇役。シャーリー・ダグラス
4月5日に86歳で死去。死因は肺炎に伴う合併症。ロンドン王立演劇学校出身で、『ロリータ』(1961)などに出演。息子は俳優のキーファー・サザーランド、娘もプロダクションマネジャーとして活躍している。リー・フィエロ
4月5日、新型コロナウイルスによる肺炎のため死去。享年91。人気シリーズ『ジョーズ』(1975)と、『ジョーズ’87 復讐篇』(87)のキントナー役として一躍知名度を上げたが、その後、女優としてはほとんど活動せず。40年以上、演劇講師、芸術監督として活躍した。オナー・ブラックマン
4月6日、老衰により死去。享年94。『007 ゴールドフィンンガー』(1964)のボンドガール、プッシー・ガロア役で人気を博した。60年代のヒットドラマ『おしゃれ(秘)探偵』に主演し、01年の映画『ブリジット・ジョーンズの日記』でも堂々たる存在感を放っていた。シャーリー・ナイト
4月22日、テキサス州で老衰のため死去。享年83。『階段の上の暗闇』(1960)でアカデミー賞の助演女優賞にノミネートされたり、人気ドラマ『デスパレートな妻たち』のフィリス・バン・デ・カンプ役でエミー賞にノミネートされたりと、演技派女優として人気を集めた。イルファーン・カーン
4月29日、結腸感染症のため入院していたインド・ムンバイの病院で死去。享年53。神経内分泌腫瘍を患い、闘病中でもあった。ハリウッドで最も活躍したボリウッドスターの一人で、『スラムドッグ$ミリオネア』(2008)、『ジュラシック・ワールド』(15)など数多くの人気作に出演した。ロイ・ホーン
5月8日、新型コロナウイルス感染に伴う合併症のため死去。享年75。4月28日に陽性と判定し、1週間後に命を落とした。大型ネコを使ったラスベガスのイリュージョニスト「ジークフリード&ロイ」として世界的な人気を博した。2003年の公演中、白トラに首をかまれて大ケガを負ったが、「めまいを起こして倒れそうになった自分を助けようとした」とかばい、再びステージで共演した。リトル・リチャード
5月9日、テネシー州で家族に囲まれて息を引き取った。享年87。死因は悪性骨肉腫だったと伝えられている。ド派手なパフォーマンス、シャウトのきいた力強い歌声で世界中を魅了した歌手。ロックンロール創始者の一人といわれ、ビートルズをはじめ数多くのアーティストに影響を与えた。アンドレ・ハレル
5月8日、カリフォルニア州の自宅で心臓発作を起こし急死。享年59。「アップタウン・レコード」の創設者であり、ヒップホップ・ソウルの草分け的存在。P・ディディことショーン・コムズ、ノトーリアス・B.I.G.を発掘した人物としても知られている。ベティ・ライト
5月10日、マイアミの自宅でがん闘病の末死去。享年66。「マイアミ・ソウルの女王」とも称された伝説的R&B歌手。グラミー賞を獲得した「ウェア・イズ・ザ・ラブ」など数多くのヒット曲を飛ばした。ジェニファー・ロペスらに楽曲提供もしており、多くのアーティストからリスペクトされていた。ジェリー・スティラー
5月11日、生まれ育ったニューヨークで死去。享年92。老衰だった。伝説的コメディアンで、バラエティ番組『エド・サリヴァン・ショー』などに出演。90年代にメガヒットコメディ『となりのサインフェルド』にガンコなオヤジ役で出演し、人気を博した。人気俳優ベン・スティラーは実の息子で、映画『ズーランダー』(01)などで親子共演もした。フレッド・ウィラード
5月15日、ロサンゼルスの自宅で死去。享年86。老衰だったと伝えられている。コメディアンで、『HEY!レイモンド』『モダン・ファミリー』など国民的コメディドラマで活躍した名脇役。エミー賞にも複数回ノミネートされている。グレゴリー・タイリー・ボイス
5月13日、ラスベガスで恋人と一緒に亡くなっているところを発見。死因は2人とも麻薬性鎮痛剤フェンタニルとコカインの過剰摂取だった。享年30。映画『トワイライト~初恋~』への出演で注目を集めたが、キャリア的にはパッとせず。その死で再び注目を集めることとなった。クリス・トロウスデール
6月2日、カリフォルニア州バーバンクの病院で死去。享年34。後に死因は新型コロナウイルス感染による合併症であることを発表された。ボーイズグループ「ドリーム・ストリート」の一員として活躍。解散後はソロアーティストとして活動し、国民的昼メロドラマ『デイズ・オブ・アワー・ライブス』などにも出演した。ボニー・ポインター
6月8日、自宅で心肺停止の状態で発見され、その後、死亡が確認された。享年69。長年、肝臓病やアルコール性肝硬変に苦しんだ。4人姉妹で結成された伝説的グループ、ポインター・シスターズのメンバー。「Fairytale」でグラミー賞を獲得し、ソロアーティストとしても活躍した。ヴェラ・リン
6月18日、イギリスで家族に見守られながら息を引き取った。享年103。歌手として第二次世界大戦中に慰問公演を行い、“イギリス軍の恋人”と呼ばれるように。戦後も人気を維持し、2009年に92歳でリリースしたベスト・アルバムは全英チャート史上最高齢で1位を獲得し話題となった。イアン・ホルム
6月19日、イギリスの病院で家族に囲まれ死去。享年88。パーキンソン病の関連疾病に苦しんでいた。映画『炎のランナー』(1981)でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた実力派俳優。『エイリアン』(79)、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズにも出演した。- インスタグラムより(現在は削除)
ジョエル・シュマッカー
6月22日、ニューヨークでがんのため死去。享年80。『セント・エルモス・ファイアー』(1985)など、ブラット・パック映画(若手人気俳優/女優を起用した、80年代の青春映画のこと)を監督。『バットマン&ロビン Mr.フリーズの逆襲』(97)など駄作も生み出したが、多くの監督作が愛された。 カール・ライナー
6月29日、ビバリーヒルズの自宅で、老衰のため死去。享年98。1950年代からコメディアンとして活躍。『天国から落ちた男』(79)など映画監督としても活躍し、『オーシャンズ11』(01)で往年の天才詐欺師ソール・ブルーム役を演じるなど、多彩な才能を発揮。息子のロブ・ライナーも『恋人たちの予感』(89)などを手掛ける映画監督となった。シルビオ・ホルタ
1月7日、フロリダ州マイアミのホテルで遺体となって発見された。享年45。死因は拳銃自殺。脚本家として活躍し、ジャレッド・レト主演の猟奇殺人映画『ルール』(1998)や、大ヒットドラマ作『アグリー・ベティ』を手掛け、ゴールデン・グローブ賞などを獲得した。

堀川樹里(ライター)
6歳で『空飛ぶ鉄腕美女ワンダーウーマン』にハマった筋金入りの海外ドラマ・ジャンキー。現在、フリーランスライターとして海外ドラマを中心に海外エンターテイメントに関する記事を公式サイトや雑誌等で執筆、翻訳。海外在住歴25年以上。