「抗体検査キット」レビュー

抗体検査キットを「超不器用」が使ったら……「もう二度とやりたくない」と思った3つの壁

2020/08/30 16:00
サイゾーウーマン編集部

「抗体検査キット」初体験の感想は「もう二度とやりたくない」

対象線(C)が発色したら検査は有効。発色しない場合は無効となり、新しいキットで再検査となる(C)サイゾーウーマン編集部

 そして結果は……IgM抗体もIgG抗体も「陰性」。同封の「検査結果目安」をチェックすると、「非感染者または抗体ができていない(偽陰性率も数%)」とのこと。つまり、現在筆者は新型コロナウイルスに感染しておらず、過去にも感染していないという結果が出たわけだ。

検査結果の目安は4パターン(C)サイゾーウーマン編集部

 しかし気になるのは、IgM抗体が陽性で、IgG抗体が陰性の場合「感染能力ありの可能性が否定できない(偽陽性率10%)」とあること。この偽陽性率10%というのはなかなかに高い数値のように思う。そもそも抗体検査は、「PCR検査」「抗原検査」に比べて精度は劣るそうなので、この結果だけに一喜一憂するのはよくないかなと感じた。

検査から約3時間後のうっ血の状態(C)サイゾーウーマン編集部

 「抗体検査キット」を使用してみた感想としては、もう二度とやりたくないというのが本音だ。筆者の場合、手先が不器用ということもあって、自ら採血するのはハードルがなかなかに高かった。また針を刺した部分にうっ血と少しの腫れがあるのも気になる。当然、個人差はあるが「不器用」「痛いのが嫌い」という人は、病院で医療従事者にお願いするのが最善ではないだろうか。

 なお、このキットは使用後、国の法律に則り、医療廃棄物として処理しなければならない。つまり、一般ゴミと一緒に捨てることができないのだ。回収まで行ってくれる会社もあるようだが、その手間を考えると、病院で受けたほうが楽と言えるかもしれない。

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最終更新:2020/08/30 16:00
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