サイゾーウーマンコラムオンナ万引きGメン日誌エコバッグ万引きの女を捕まえた! コラム オンナ万引きGメン日誌 「エコバッグ万引き」女の厚かましすぎる犯行! スーパーのポリ袋も丸ごと盗み「レジ袋として使おうと思って」!? 2020/08/08 16:00 澄江(保安員) オンナ万引きGメン日誌 大胆不敵! 米泥棒を捕まえると…… 商品の位置や見ていた場所など、店内で実況見分を進めていると、2キロの米を手にした40代と思しき男性が目につきました。そのまま何気なく見ていると、手にある米をバッグに隠して出口に向かって行くので、そばにいた警察官に報告します。 「あの人、お米をバッグに隠していました」 「なんだって!?」 外に出ようとする男を呼び止めた警察官が、バッグの中身を強制的に確認すると、当たり前にお米が出てきました。警察官に腰元を掴まれながら、事務所に連れて行かれた男は42歳で、所持金は500円ほど。アパートで独り暮らしをしているそうで、商品代金を立て替えてくれる人や、迎えに来てくれる人はいないと話しています。班長さんに、盗んだ理由を尋ねられた男は、切羽詰まったような顔で言いました。 「派遣社員をやっていたんですけど、コロナで仕事がなくなって切られちゃって……。とりあえず米だけあれば生きていけるかなって思ったんです」 最近は、コロナ不況やレジ袋の有料化に関係する事案が増え、普段は万引きしないような人が万引きしなきゃいけない状況に陥っているような事案が散見されます。彼の境遇に同情したらしい店長は、初犯だったこともあって、今回は被害届を出さないと話していました。しかし、警察官が声をかけた以上、事件化しないといけないということになり、事態は一転。結局、その夜は、2件分の書類を作成して、深夜すぎの帰宅となります。 「この人、おれと同い年ですよ。コロナさえなければ、こんな風になってないでしょう?」 (この人の話に、嘘がなければね) 米泥棒に同情するお人好しの店長を前に、すっかり他人を信用できなくなっている自分の本音に接して、我が身の汚れ具合を再認識した次第です。 (文=澄江、監修=伊東ゆう) 前のページ123 澄江(保安員) 万引きGメン(保安員)歴40年以上。スーパーで品出しのパートをしている時に、万引き犯を捕まえたことがきっかけで、この世界に。現在も週5日は現場に立っている。 記事一覧 最終更新:2020/08/08 16:00 Yahoo エコバッグ K90214255 丸ごと盗むってその神経が怖い! 関連記事 レジ袋有料化で万引き多発中! 「1枚5円」を絶対に払いたくない老婆との不毛すぎる戦いレジ袋有料化に「おかしいだろ」と激怒! クレーマーはその後「エコバッグ」を万引きして……!?万引きGメン憤怒! タトゥー夫婦の共犯目撃も「おれは盗ってないから」……ふんぞり返る夫の秘密有名私立高校の女子生徒4人組が集団万引き! 「警察に引き渡したほうがマシ」保安員が胸を痛めた“親の土下座”ピンクレディーグッズを大量に盗んだ少年は、父親にボコボコにされた……ベテラン保安員が振り返る「昭和の万引き犯」 次の記事 バズレシピ【とろけるココアプディング】失敗した >