サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」ドラマ『M』の“エグい内幕” コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第515回】 木下優樹菜への手のひら返し、ドラマ『M』の“エグい内幕”――マスコミと芸能事務所の怖さ 2020/07/14 21:00 神林広恵(ライター) 女性週刊誌ぶった斬り! 『M 愛すべき人がいて』の内幕 どんどん可哀想になってくる。浜崎あゆみ。浜崎と所属事務所エイベックス松浦勝人氏との“事実に基づいた”恋愛小説『M 愛すべき人がいて』(幻冬舎)は大きな話題となり、テレビ朝日からドラマ化もされた。その原作者であるノンフィクション作家・小松成美氏が「週刊女性」で独占インタビューに応じ、その内幕を話しているのだが……。 「幻冬舎の社長の見城徹さんから“書いてほしい本がある”というお電話をいただいたことがきっかけでした」 「松浦さんと浜崎さんがひそかに交際していた当時のことを、ドラマにしようという話になった。それには原作が必要なんだ」 ああ、最初からドラマ化ありきだったんだね。しかもテレ朝で、っていうのもエグい。なにしろ見城社長はテレ朝の放送番組審議会の委員長を務めているんだから。でもって、小松氏もまた同審議会の委員に名を連ねている。しかも松浦氏と見城氏は、昵懇の仲。だから作品の内容もやたら、松浦氏が美化されていたのも納得だ。この作品に関し、当初、“落ち目の浜崎が復活のために仕掛けた暴露本”などと浜崎がバッシングを浴びたが、全然違う。目立ちたがり屋の松浦氏が仕掛けたPR本で、それに浜崎が利用されたということだろう。実際、あゆはこの本やドラマについてあまり語りたがっていない様子だし。 しかも小松氏は『M 愛すべき人がいて』の取材について「ふたり一緒にインタビューもしました」と明かしている。かわいそうだろ、浜崎! しかもドラマがスタートした今年4月、「文春オンライン」で松浦氏の偽装離婚や薬物使用疑惑が報じられているが、多くのマスコミはこれをスルー、今回の「週女」もスルー。 怖いな、大手芸能事務所。 今年5月、小泉今日子や、浜野謙太、きゃりーぱみゅぱみゅなど、多数の著名人を含む人びとがTwitter上で「#検察庁法改正案に抗議します」と声を上げたことは記憶に新しい。芸能人が政治的発言をするとバッシングされるという異様な日本の空気に、勇気を持って一石を投じたものだったが、その動きはまだまだ、続いている。「女性自身」の長期名物ルポ連載「シリーズ人間」でミュージシャンの世良公則が吠えた。 「あまりにアーチストが静かなので、自分が声を上げようと。誹謗中傷もあるけど、遠慮なんてしていられないですよ」 Twitterでも政治的発言をし続ける世良。応援します! 前のページ12 神林広恵(ライター) 伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」(噂の真相)の元デスク。著書に『噂の女』(幻冬舎)、共著に"『日本を脅かす! 原発の深い闇』、『木嶋佳苗 法廷証言』(共に宝島SUGOI文庫)などがある。 記事一覧 最終更新:2020/07/14 21:00 楽天 ユキナ育。 本当に怖い芸能界の話 関連記事 綾瀬はるか、“結婚報道”はホリプロによる「交際潰し」? 韓国ヘイトで袋叩きも“望み通りの展開”か手越祐也、会見の裏側で急浮上したジャニーズに代わる後ろ盾「ホリエモン」手越祐也から消えた「ジャニーズタブー」と「忖度マスコミ」――退所後の報じ方に変化は?坂上忍『バイキング』打ち切り報道、本当の原因はパワハラではない? “きな臭い背景”NEWS・手越祐也、“美談”ムードに一変! 「契約満了で円満退所」「滝沢ノータッチ」報道の意図 次の記事 元欅坂・志田、YouTuber合コン目撃談 >