【サイゾーウーマン世論調査】

「鬼滅キッズが本当に迷惑」「嘘松という言葉までできた」“過激ファン”で嫌いになったアニメ&ゲームベスト3【サイゾーウーマン世論調査】

2020/06/10 11:00
サイゾーウーマン編集部
【星作業中】過激ファンの存在で嫌いになったアニメ、ゲームベスト3【サイゾーウーマン世論調査】の画像1
アニメ『鬼滅の刃』公式サイトより

 作品人気が高まり、ファンの規模がが増えていくにつれて頭角をあらわしてくるのが、マナーに反した行為を行う“過激ファン”の存在だ。昨年テレビアニメ化を果たしたことで一気に知名度を上げ、社会現象化した漫画『鬼滅の刃』(集英社)も、一部ファンの過激な言動や行動から、ネット上では「ファンの民度が低い」「作品自体は好きだけど、ファンが怖いから距離を置いてる」という人が散見される。

 そこで今回は、女性人気の高いアニメ、ゲーム12タイトルを対象に、「ファンが怖い」「過激ファンのせいで作品まで嫌いになった」と感じる作品についてアンケート調査を実施し、その理由を回答してもらった。
(実施期間:2020年5月21日〜5月29日、回答数:56)

回答募集記事:『刀剣乱舞』『おそ松さん』『鬼滅の刃』ほか……“過激ファン”の存在で嫌いになったアニメ、ゲームは?

 

1位:『鬼滅の刃』 29%(16票)

 第1位に輝いたのは、やはり『鬼滅の刃』。5月13日に発売されたコミックス第20巻をもってシリーズ累計発行部数6000万部を突破するほどの人気ぶりを見せているが、その裏では、書店での万引き行為が多数報告されているほか、グッズの買い占めや高額転売など、過激ファンによる迷惑行為が問題視されている。『鬼滅』を愛するあまり、「『鬼滅』のほうがおもしろい」「あの作品は『鬼滅』のパクリ」などと、いちいち『鬼滅』と比較して、ほかの作品を罵るような発言も多々見受けられるようになった。


 また、5月18日発売の「週刊少年ジャンプ」24号(集英社)で4年3カ月の連載に幕を閉じるというタイミングに合わせ、16日にニュースサイト「文春オンライン」が『作者は女性』などと報じたことで、ネット上では作者を男性だと思い込んでいたファンから、「バトル漫画は男性に描いてほしかった」「女が描いてると思うと萎える」といった差別的な意見まで飛び出し炎上状態に。作者・吾峠呼世晴氏の“弟”を名乗るYouTuberが現れたほか、Twitter上には吾峠氏本人を名乗る偽アカウントまで登場するなど、“なりすまし”行為を働く者まで出現した。

【投票コメント】

・「鬼滅キッズ」が本当に迷惑だった 普通にアニメから入ったけど面白くて好きだった だけど、過激なファンが多すぎて嫌になった LiSAも前から知っていたのに紅蓮華がどうとかうるさい 声優さんも鬼滅の刃ありきで宣伝している モブ役からメインまで全てが有名声優なのになんで一般もメディアも鬼滅の刃だけピックアップ? 作品も好きだけど声優ファンとしてはもっといろんな作品を見てほしい

・これを読まないと遅れている感じを出すファンが苦手

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2位:『刀剣乱舞』 20%(11票)

 第2位には、刀剣をイケメン男子に擬人化した『刀剣乱舞』がランクイン。DMMのオンラインゲーム『刀剣乱舞-ONLINE-』をもとに2015年にミュージカル化を果たすと、16年には舞台化。同年さらにアニメ化を果たし、19年には実写映画化と、次々にメディアミックスして人気が拡大。この作品をきっかけに、日本刀ブームが巻き起こり、作品の中に登場する名刀を一目見ようと、全国各地の博物館や神社などに女性が殺到。「刀剣女子」という言葉も生まれた。

 だが、その裏では、TPOをわきまえないコスプレや、二次創作におけるマナー違反など、炎上騒動もたびたび起きており、ネット上では事あるごとに“学級会”に発展。テレビアニメ化の際には、作中でのキャラクターの扱いや描かれ方をめぐってファン同士が対立し、中には制作側に苦情を送る人も。また、アニメ制作スタッフがTwitter上で不適切発言を行い、炎上。のちに謝罪するという騒動も起きている。

【投票コメント】

・嫌いになったとまではいかないのですが、アニメ化された時の主題歌騒動で過激なファンが増えたなと感じました

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3位:『おそ松さん』 16%(9票)

 第3位は、赤塚不二夫の生誕80周年を記念して15年からテレビアニメが放送された『おそ松くん』。1960年代に「週刊少年サンデー」(小学館)で連載された漫画『おそ松くん』のリメイク作品で、“松野家の六つ子が大人になったら”という設定のもと、櫻井孝宏、中村悠一、神谷浩史、福山潤、小野大輔、入野自由ら超豪華声優陣が個性豊かな六つ子たちを演じたことで、ギャグ作品でありながら、多くの女性から人気を獲得。BL(ボーイズラブ)を好む人からも支持され、関連グッズやCD、ゲームアプリ、雑誌も軒並み人気を博し、その市場規模は放送開始から1年強で300億円に上ると報じられたこともある。

 その一方で、腐女子ウケをあまりに意識したアニメのストーリーや制作側の売り方に、ファンの中には抵抗を示す人も多く、一部の過激ファンによるモラルない行動もネット上で度々問題視されるようになった。また、あるTwitterユーザーが投稿した「リアルおそ松さんに会った」という内容が後に創作と判明したことが由来となって、ネット上の嘘や誇張まじりの投稿を「嘘松」と呼ぶ風潮も広まり、おそ松ファンは、ネガティブなイメージを持たれることも多くなった。

【投票コメント】

・腐女子に対して公式が媚びるような動きを始めたから。始まったばかりの頃の下らない下ネタとかギャグを楽しんでいたのに……。

・「嘘松」という言葉ができたバリに 一部のファンが暴走して冷めた。 また、本編も媚び始めた内容で引いた。

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最終更新:2020/06/10 13:08
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