人気の理由は……

業界関係者が「使いやすい」“旬”の声優4人を列挙! 『鬼滅の刃』『ヒプマイ』のあの人も……

2020/04/29 11:00
サイゾーウーマン編集部
業界関係者が「使いやすい」旬の声優4人を列挙! 『鬼滅の刃』『ヒプマイ』のあの人も……の画像1
花江夏樹公式プロフィールより

 男性、女性を問わず、昨今は声優の人口が増加している。声優総合情報誌「声優グランプリ」(主婦の友インフォス)の定番付録「声優名鑑」。今年の「声優名鑑2020 女性編」の掲載人数は、昨年の847人を上回る907人となり、最多記録を更新した。現在、ゲーム業界でアプリゲームの開発が増加する中、声優の仕事も増えてきているが、それでも仕事獲得は激戦を極めているのではないだろうか。

「声優人口は確かに増加していますが、『売れている声優』『声優の仕事だけで生計を立てている声優』は、昔と変わらず、ごく一部に限られています。新人を積極的にキャスティングし、ひとまず出演者の頭数だけ揃えたいアプリゲームなどはともかく、視聴率や販売本数を上げてイベントの集客やグッズ販売につなげなければならないアニメやゲームなどは、安定した人気を持つ声優を指名するのが一般的。集客が見込める売れっ子だけを起用し、数年たつとそのメンツが世代交代する、という流れです」(声優業界関係者)

 また、近年は声優の“アイドル化”により、人気の入れ替わりも激しいという。

「女性声優は男性声優よりもサイクルが早く、5年前後で入れ替わりますね。一方、男性声優の場合だと、小野大輔や福山潤などで構成される声優ユニット『DABA』世代から、下野紘、松岡禎丞などの新世代に旬の声優陣が交代しつつあります。また梶裕貴や宮野真守、蒼井翔太などの『顔出し声優』も増え、人気を博すようになりました」(同)

 声優人気にもトレンドが存在する中、世代交代とともに、求められる声優の“質”も変化しつつあるようだ。


「仕事内容の多様化により、声優に求められる資質も変わってきました。ルックス、歌唱力、トーク力など、現在の声優には『声の仕事』のスキル以外に、総合力をより強く求める傾向にあります。言葉を選ばずに言えば、演技スキルはそこそこでも、それ以外のスキルがあれば良いとされる時代です。もともと女性声優に求めていた外見的な『華』やタレント性が、現在では男性声優にも求められるようになりました」(同)

 では、今が“旬”といえる声優は、いったい誰なのだろうか? 関係者に聞くと、4人の名前が挙がった。

「女性声優では、ソロアーティストとして活動しており、キュートなルックスでモデルとしても活動する上坂すみれや、ミュージカル女優としても活躍している三森すずこなどが挙げられます。男性声優では、大ヒット中のアニメ『鬼滅の刃』(TOKYO MXほか)で主人公を演じている花江夏樹や、音楽原作のキャラクターラッププロジェクト『ヒプノシスマイク』のコンテンツ人気を牽引している木村昴などが声優業界のトレンドですね。彼らは外見に華がありつつも、声優としての安定した実力を持ち、かつトーク力や歌唱力も備えている。そして何より彼らに共通するのは『使いやすい』ところ。圧倒的な人気を持つ彼らですが、常に仕事に対して謙虚に取り込み、その姿勢はスタッフの間でも評判が良いんです。制作側としても、どんなにルックスが良くて演技力が高くても、人柄に疑問符がつく人と仕事をしたくありませんから」(同)

 “激戦区”となった今の声優界で安定して仕事を持つ人々は、才能やスキル以外に人間力も高いと言えそうだ。

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最終更新:2020/04/29 11:00
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