【テラスハウスレビュー】快に「ファック!」とブチ切れた花こそ、「共同生活してはいけないタイプ」なワケ
23歳の誕生日を迎えた大学生兼モデルの志遠。0時を回ると、誕生日ケーキを持ったメンバーがリビングに現れ、サプライズで祝福した。
問題のシーンはこの後。花が「お誕生日おめでとう!」と言いながら、ケーキを志遠の顔面にいきなりドーン。髪にもシャツにもクリームがべったりついている。
夢が「今、何が起きてるのかと思った!」と驚いていたので、花が独断で突然やったことなのだろうか。
志遠は「ちょっと待って。本当に?」と戸惑いつつ笑顔で、「でもうれしいわ、こういうことができて」と受け入れていたが、なぜ誕生日に罰ゲームのようなことをされなければいけないのか……!? と引いた視聴者も多いのでは。
プロレスラーの花にとってコスチュームが「命と同じくらい大事」であるなら、モデルの志遠にとっては顔や髪やシャツが「命と同じくらい大事」な商売道具だとは想像しなかったのだろうか。もうメンバーがガチ切れするテラハなど見たくないので、とりあえず、志遠がキレなくてよかった。
社長の天下、終わる(テラスハウス第39話)
快の代わりに新メンバーとして、湘南出身のプロサーファーで実業家の金尾玲生(れお)が加入した。
玲生は、夢とムリヤリ間接キスを画策する社長とは違い、さりげなく夢とワイングラスを交換するなど、人生でずっとモテてきた男の余裕が出ている。
危機感を覚えたらしい社長は「プロサーファーって収入源は何になるんですか」「スポンサーは年間契約?」など、経営者マウントを取ろうと必死。さらにカメラマンに向かって、「玲生の出現でオレ、ヤバくね?」とでも言いたげに目配せ。カメラ目線のまま、眉をくいっと上げて見せた。カメラがないように振る舞うことが前提のテラハにおいては禁断の行為だけに、ネット上でも「テラハとしてNG」「キモイ」と物議を醸した。
ファック、暴力、追い出し、自己啓発セミナー勧誘員、顔面ケーキ、カメラ目線……と、テラハらしからぬキーワードばかりが飛び交うレビューとなったが、玲生がさわやかな風を吹き入れてくれることに期待したい。