1日100万円稼いだコスプレイヤー、“成り上がり”術を伝授! コネを使えば「世の中チョロい」!?
コスプレイヤーさんって、時間にルーズだったり、カメラマンさんからチヤホヤされることで自分をアイドルか何かだと勘違いし、横柄な態度になる人が結構います。写真集の制作を手伝ってくれているのに、「思い通りにならない」とカメラマンさんにキレたり、イベントの出演オファーしてくれた主催者さんに失礼な態度を取ったり、普通じゃ考えられないことをやる人もチラホラ。
イベント主催者側が常識知らずな場合もあるし、無理なノルマを押しつけてくる人もいるので、一概に言えない部分もありますが、まず、オファーをしてくれるだけありがたいものです。手伝ってくれるカメラマンさんも、写真集を買ってくれるファンの方も、基本的にはみんな感謝するべき存在だと思います。それを忘れて横柄な態度を取っていると、次の仕事にはつながりません。
また、「時間を守る」「あいさつをしっかりする」といったことも、社会人としては最低限のルールですよね。特に「ありがとうございます」というお礼の言葉は、何度言ってもいいくらいだと思います。でも信じられないことに、いい歳のコスプレイヤーでも、これができない人は結構います。そんな中、「待ち合わせ時間の5分前集合」「笑顔であいさつ」を心掛けるだけで、周囲の人は「なんていい子なんだ!」と関心を寄せてくれるようになります。世の中、チョロいもんです。
コスプレ業界は浮世離れした世界に思えるかもしれませんが、“普通のことが普通にできるスキル”は、どこに行っても本当に重要なんです。実社会でも同じだと思いますので、少しでも参考になれば幸いです。
順風満帆な生活も長くは続かず……
自分なりの成り上がり術を実践した結果、Twitterのフォロワー10万人、写真集の売り上げは1日で最高100万円、憧れの漫画家さんと一緒に仕事ができたりと、順風満帆なコスプレイヤー生活を送っていた私ですが、やはり出る杭は打たれるものです。最初は人気者を“利用する側”でしたが、次第に“利用される側”になったり、仲良くしていたコスプレイヤーの子に裏切られたり、フォロワーが増えたため炎上に怯えたり……。
後編では、成り上がったがゆえに起こった、さまざまな災難をお話したいと思います。ほとんど“愚痴”になりそうですが(笑)。