でも、世間が忘れることはない……

鈴木杏樹、小手伸也、宮迫博之……スキャンダルを「うまく切り抜けた」と言われた芸能人3人

2020/04/04 15:00
杜若菖蒲(ライター)
鈴木杏樹公式プロフィールより

 不倫騒動の渦中にいる俳優の東出昌大が、3月17日に行われたドキュメンタリー映画『三島由紀夫vs東大全共闘〜50年目の真実〜』のトークショーに出席。囲み取材も行われ、妻である女優・杏と不倫相手の女優・唐田えりかについて言及した。

 杏については「一生消えない傷を負わせてしまった」などと反省の弁を述べたものの、夫婦の今後について明言を避けたため、ネット上では「歯切れの悪い会見」「取材受けた意味あった?」と批判が続出。現在も東出へのバッシングが続く中、ネットユーザーから「スキャンダルをうまく切り抜けた」と言われる芸能人もいる。それが、2月6日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫を報じられた女優・鈴木杏樹だ。

「鈴木は『文春』の報道で俳優の喜多村緑郎との不倫が発覚しましたが、すぐに事務所を通じてマスコミ宛にFAXを送り、そこで不貞行為をあっさり認めました。さらに『今年に入って、お相手から独り身になるつもりでいるというお話があり、お付き合いを意識するようになりました。しかし、まだお別れが成立していない現状、今回の軽率な行動を真摯に反省』と不倫の経緯を明らかにし、謝罪したんです」(芸能ライター)

 鈴木はその後、自身がパーソナリティーを務める『鈴木杏樹のいってらっしゃい』(ニッポン放送)の降板を発表。女優業にも大きな影響を及ぼすかと思いきや、喜多村の妻で元宝塚女優・貴城けいが“謝罪”したことで、「風向きが大きく変わった」(同)という。

「貴城は3月13日、自身のブログに『今回はお騒がせしてしまい大変申し訳ございません』などとつづり、喜多村の不倫騒動を謝罪しました。すると、ネット上では『喜多村が悪いんだから、貴城さんが謝る必要ない!』『妻に謝罪させるって……信じられない』など、喜多村へのバッシングが噴出。世間の怒りの矛先が喜多村に向く一方で、鈴木は何事もなかったかのように舞台の仕事を続けています。そのため、一部ネット上では『うまいこと逃げたな』『鈴木の神経が図太すぎる』などと言われていました」(同)


 今春スタートの月9ドラマ『SUITS/スーツ2』(フジテレビ系)に出演する俳優の小手伸也は、SNSで知り合ったファンに“独身”と偽り不倫していたと、2019年10月発売の「文春」に報じられたが……。

「18年放送のドラマ『コンフィデンスマンJP』(同)への出演が評価されて大ブレークしていただけに、小手の不倫は世間を驚かせました。ファンをナンパしたのは無名だった17年の話ではあるものの、『文春』の直撃取材に対し、小手が『下北的なノリが捨てきれなかった』と言い訳していたことには、ネット上で批判の声もありました。一方で、小手のTwitterには『小手さんの演技が大好きなので、これからも応援してます!』『有名になった証拠ですね』など、励ましの声が多数寄せられていたんです。『無名時代の話だから許してもらえたのでは?』といった意見もあり、小手の場合は不倫した“時期”のおかげでバッシングを免れたとみられます」(同)

 17年8月、雨上がり決死隊の宮迫博之は「文春」に不倫疑惑を報じられ、直後に放送された『バイキング』(フジテレビ系)に生出演。記事に掲載されていた二人の女性タレントとの不倫関係を否定しつつ、MCの坂上忍から「本当に、真っ白ですか?」と聞かれ、「オフホワイトです」と明言を避けたことがあった。

「この“オフホワイト”発言はネット上で話題となり、宮迫が出演したバラエティ番組では、ネタとしてたびたび扱われていました。結局、不倫騒動は曖昧なままフェードアウトしましたが、一部ネット上では『スキャンダルの扱い方が芸人らしくてすごい』『不倫をネタにするのはどうかと思いつつ、宮迫っぽくて嫌いじゃない』『芸能人だし、こういう乗り切り方したほうがいいのかも』など、宮迫の対応に好意的な声も見られたんです」(同)

 しかし、19年6月に発覚した“闇営業問題”は、同じようにいかなかった。


「詐欺グループが開催した忘年会で闇営業を行ったと『フライデー』(講談社)に報じられた際、ネットユーザーは“オフホワイト”で乗り切った不倫問題が蒸し返され、『闇営業は完全に“真っ黒”だね。今度は絶対逃げられないと思う』『不倫はネタにできても、闇営業は無理でしょう』『不倫に加えて闇営業って……不快だし芸能界引退してほしい』など、猛バッシングされました」(同)

 その場はうまく切り抜けたとしても、宮迫のように別の不祥事により、過去の不倫を掘り返されることもある。スキャンダルを起こした芸能人は、そのことを覚えておいたほうがいいだろう。

杜若菖蒲(ライター)

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/04/04 15:00
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