二宮和也「元日結婚式ドタキャン」報道、櫻井翔「二股スキャンダル」――タガが外れた嵐の今後
2月28日、キャスターをつとめる『NEWS23』(TBS系)の公式Twitterで先月28日に妊娠を公表した小川彩佳アナ。元彼の二股騒動の2週間前というのもなんとなくタイムリーだが、さらにこのタイミングはタイムリーだったと「女性セブン」が報じている。
というのも視聴率低迷が続く『NEWS23』では、4月の番組改編で小川アナの降板を検討していた。が、小川が妊娠したことで、“マタハラ批判”を危惧し、降板を取りやめるというのだ。
「セブン」ではその背景に小川アナの前任で2015年に産休した膳場貴子アナの”マタハラ“問題があると指摘。膳場アナは産休後に番組復帰したものの、わずか1カ月で降板。そのことでTBSには大きな批判にさらされた。
確かにそうだった。しかし今回「セブン」では触れていないが、膳場のケースでもっとも問題だったのは、“別の理由”からマタハラを逆に利用した「膳場降ろし」が行われたことだ。その前後、安保法制が大きな問題となり、そして安倍政権の報道圧力が強まった時期だ。そして『NEWS23』でアンカーをつとめていた岸井成格(毎日新聞特別編集委員・当時)の降板問題が浮上する中、政権に対し果敢に切り込んでいた膳場アナも標的にされたとされる。そして実際、出産を理由にした「膳場降ろし」が行われたというわけだ。
その際、“膳場自身が育児に専念するため降板を望んだ”などというフェイク&マタハラ報道まであったが、当時の「セブン」は、こうした報道に対し、膳場アナがTBS報道局幹部から出産を理由に「来年3月をもって専属契約を終わりにしたい」と降板を告げられ、ほかの幹部からも「生まれてくる赤ちゃんのためにも、キャスターの仕事はやめたほうがいい」と説得を受けたことをきちんと報じていた。
小川アナは膳場アナ同様、ジャーナリスティックな視点を持ち、政権や権力に切り込んできた人物。そのため前職のテレビ朝日で『報道ステーション』を降板となり、同社も退職している。小川は産休後番組復帰を希望しているというが、今後も変な動きがないか、「セブン」は引き続き、この問題を注視して報じてほしい。
終息が見えない新型コロナウイルス問題だが、芸能界でも大きな影響が。竹内涼真主演『テセウスの船』(TBS系)では撮影が大幅に遅れ、木村拓哉主演の『BG』(テレビ朝日系)は宴会場でエキストラたちがマスクつけたりとったり。また石原さとみ主演の『アンサング・シンデレラ』(フジテレビ系)は病院内のロケが多く、今後が不安……。しかし心配なのは、有名俳優や大資本のテレビドラマ以上に小資本の舞台や小劇場、インディーズ系映画などだ。日常はいつ取り戻せるのだろう。