父親の責任を果たす!

ブラッド・ピット、「英国アカデミー賞」欠席は娘の手術“付き添い”のためだった!

2020/03/12 13:50
堀川樹里(ライター)
みんな、ブラピにヒーローでいてほしいからね

 2月2日に開催された英国アカデミー賞(BAFTA)授賞式で、出演作『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(2019)により助演男優賞を受賞したブラッド・ピット。残念ながら当日は「家庭の事情」で欠席したものの、代理でトロフィーを受け取った共演者マーゴット・ロビーに「トロフィーを“ハリー”(ヘンリー王子の愛称)と命名するそうです。アメリカに連れ帰れることに興奮しているからですって」と言わせ、会場を沸かせた。

 この英王室を離脱するヘンリー王子をネタにしたジョークに、BAFTA会長として会場にいたウィリアム王子は思わず苦笑い。「ウィットに富んだ素晴らしいジョーク!」と話題になった。しかしこの時、ブラッド本人は笑うことなどできない状況にあったのだと報じられた。

 米誌「USウィークリー」は3月9日、情報筋の話として「ブラッドがBAFTAを欠席したのは、ロサンゼルスの病院で手術を受けた娘たちに付きそうためだった」と報道。娘たちが手術を受けたことは前日8日、元妻のアンジェリーナ・ジョリーが米誌「Time」に寄稿したエッセイで明かされた。

 「国際女性デー」に合わせてエッセイを寄稿したアンジェリーナは、この2カ月の間に、エチオピアから養子に迎えた長女ザハラが複数回手術を受け、「これを書いている数日前に、下の娘が股関節の手術を受けた」と告白。「2人は、私がそのことについて書くことを知っています。私は子どもたちのプライバシーを尊重しているので話し合いをしたところ、彼女たちが書くようにと勧めてくれたのです。医療的挑戦を経験すること、生きるために戦うこと、治癒することは誇りに思うべきことだと彼女たちは知っているから」と説明した。

 互いを看病し合う娘たちを見て言われた「女の子だからねぇ」という言葉をほほ笑ましく思いつつも、この「女の子」の特性を食いものにするような許しがたい社会があることを指摘。「女は与える側。人をケアし、自分を犠牲にするのが当然」と思うのは間違いだと指摘し、「少女たちのこういう特性は尊重すべきものであり、食いものにすべきではない」「我々の手で、少女たちの権利を守らなければ」と主張した。


 アンジェリーナには3人の娘、3人の息子がおり、エッセイの中で「股関節の手術」を受けたのが誰かは書いていない。しかし、「下の娘が姉たちの姿を見て看病することを学んだ」と説明しているため、次女でブラッドとの実子シャイロが手術を受けたものと思われる。エッセイが発表された数時間後には、シャイロが松葉杖をついて歩いているところをパパラッチされたこともあり、彼女で間違いないようだ。

ブラッド・ピット