【ジャニーズJr.チャンネル便り】

7 Men侍「嫌いだった」発言で険悪、美少年へのはじめしゃちょーのアドバイスに称賛【ジャニーズJr.チャンネル週報】

2019/12/01 21:00
中村チズ子

 ジャニーズ事務所が動画配信サイト・YouTubeに開設した「ジャニーズJr.チャンネル」。現在、Snow Man(水曜)Travis Japan(木曜)7 MEN 侍(金曜)美 少年(土曜)HiHi Jets(日曜)がオリジナル動画を投稿中だが、その出来ばえは実にさまざま。そこで、「しょせんジャニオタ向け」と切り捨てるにはもったいない動画と、「ジャニオタでもしんどい」動画をジャニーズウォッチャー・中村チズ子が解説&ツッコミ! 今回は、11月21日~27日公開の動画をチェックします!

7 MEN 侍・佐々木、本高が「嫌いだった」告白で険悪ムード

 22日の動画は「7 MEN 侍【メンバーへの想い】本音で語る…キャンプファイヤー!」(再生回数は29日時点で14万台)。1日より続くキャンプ企画のラストは、「キャンプファイヤーでガチトーク」を実施。参加した今野大輝、佐々木大光、中村嶺亜、本高克樹、矢花黎の5人が、出会った当初の印象を振り返るなど、本音をさらけ出している。そもそも、7 MEN 侍は昨年2月に結成された7人組グループ。しかし、同年10月までに初期メンバーの前田航気が脱退し、11月に矢花が新加入。ところが、今年6月頃に五十嵐玲央もジャニーズ事務所を退所しており、現在はキャンプ回に不在の菅田琳寧を含む6人で活動を続けている。

 まずは矢花に関して、今野が「気づいたら仲良くなってた」と明かしたほか、佐々木は7 MEN 侍になる前の段階で、一緒にバンドをやっていた時期を回顧。また、結成間もない頃、故・ジャニー喜多川社長からKing&Princeの「シンデレラガール」について、「君たちにしかできないバンドバージョンをやってみなよ」と提案された時の話も。当時、矢花はメンバーではなかったが、佐々木が「どうしたらいいか、見てほしい」とお願いし、手伝いに来てもらったんだとか。

 そんな頼りになる矢花だけに、佐々木と今野はかねてより「矢花を(グループに)入れたいね」と、話していたという。佐々木は「こいつが面白いっていうのも知ってたから」と持ち上げつつ、「でも今は、最低な男!」と、いきなりバッサリ。これは、佐々木なりの照れ隠しだと思われるが、いずれにしてもいかに矢花が周囲に信頼され、求められている人間であるかが伝わってくるエピソードだった。


 その後は、グループの中心的存在の中村がメンバーの持ち味を真面目に解説。今野に対しては「目立ってたよね、やっぱり。あんまりガツガツいかない子だから」「俺らの中で、変わった感じで目立ってるのが、スゴいいい味になってる」と、絶賛した。佐々木のことは「意外とね、本当はカッコつけたいキャラなんだよね。根は。でも、一番俺らの話し合いでも意見するのが大光だし」「ライブとかの前だと特に能力を発揮するよね。構成とかよく考えてくれるし。感情的に動いてくれるから、こっちも気持ちが入る、俺は。仕事に対する姿勢とかは、スゴい大人だなって思う。やってる時(カメラが回っている時)はバカだけど、お仕事でやってるから偉いなって思う。周りの目、スゴい気にしてるし……」と、冷静に分析。矢花から「たまにチキる」と、ナイーブな一面があることも暴露され、“丸裸”にされた本人は「恥ずいね」と、苦笑いを浮かべていた。佐々木=元気な子という性格が浸透している分、やや“キャラ潰し”感は否めないものの、こうした二面性も佐々木の魅力なのだろう。

 一方、話のテーマが本高に移った際は、佐々木が「俺は……嫌いだった」と爆弾を投下。「普段のプライベートでさえも気まずかった」「たぶんこいつは大人だったから、たぶん身を引くことを知ってた。俺はそれがマジでウザかったの」と、正直に打ち明けた。中村も「確かに、結成した当時から、克樹と大光はぶつかることが多かったよね。ちょっと7 MENの前身ができるぐらいから、揉めるなぁって思って……」と証言し、2人の関係性を不安視していたそうだ。

 佐々木が「なんでそんな食い違うようになっちゃったんだろうね」とつぶやくと、本高は「っていうか、最初っから違くね? 俺ら」と、突き放すように返答(佐々木にとっては身も蓋もない言葉)。ピリついた空気になったところで、7 MEN 侍のバランサー・矢花が「個人的感情がこもっているというよりは、(本高が)一番合理的な手段を出してくる」と、そりが合わない原因をわかりやすく例えた。「そこがたぶん合わないのよ、もう。考え方が違うから」(中村)「俺らからすると、どっちも正しいんだよ」(今野)とフォローが入り、本高も「そうね。結局、正解のないことで俺らが議論してるから」とコメント。

 中村に「でも、丸くなったよね」と話を振られた佐々木は「“素直になろう”と思って。『ごめんね』って言うようにちゃんとなった」と、告白した。さらに、中村が「克樹は、大事にした方がいい意見を常に言ってくれるというか。この意見を忘れちゃいけないなって思うことを常に言ってくれる。この2人のバランスに、結構助けられているところはあるよ」と、性格や考え方が異なる佐々木と本高がいるからこそ、グループがうまく回っていると補足。とはいえ、そんな彼らも今では、ちゃっかり仲が良くなり、メンバーも微笑ましく見守っている様子だった。

 かたや、中村についてメンバーは「事務所にいる中で、一番いっぱい物をくれます」(矢花)「後輩に優しい」(本高)と、ベタ褒め。最年長の中村は22歳(2009年入所)、最年少の佐々木は17歳(15年入所)とキャリアや年齢差もあるが、「一番後輩で、なおかつ一番歳が離れてる大光と対等にしゃべってるのに、傍から見てもおかしく見えないじゃないですか。みんな見えてるけど、それに気づかないぐらい、自然に全部やってのけてるんじゃないかな」(矢花)「誰とでも仲良くなれるしね」(今野)「7 MEN 侍で最年長でさ、一番(ジャニーズ)歴も長くて、たぶん抱えきれないほどのプレッシャーを感じてると思うのよ。だからそこらへんは、俺から言うわ。嶺亜を支えてあげて」(佐々木)と熱い会話が続く。


 最後は「もっとたくさんの人に応援してもらえるようなグループにはなりたい」(本高)「ファンとまではいかないかもしれないけど、『応援してるよ』って人が今後増えてほしい」(中村)と、グループの目標を掲げていた。いつになく胸の内を語っているだけに、7 MEN 侍がイチオシグループじゃなかったとしても、Jr.ファンならば心打たれる内容だろう。ちなみに筆者は、前週の予告で矢花が「直接的に言うと、スゴい嫌な気持ちで本番出てた。ずっと」と話していたシーンが気になっていたものの、残念ながらこの動画には該当するエピソードは出てこなかった。何らかの事情でカットしたようだが、別の機会に聞ける日を楽しみに待ちたい。

 そして、7 MEN 侍といえば、ここ2カ月ほど菅田の欠席が相次ぎ、ファンは脱退を心配していた。しかし菅田は、11月24日に行われた『ザ少年倶楽部』(NHK BSプレミアム)の収録でステージ復帰を果たし、24日~25日に公開されたエンタメサイト・ISLAND TVの動画「20歳になりました」「頑張るあなたへ!」にも登場。今回の動画の概要欄に「次は全員で行きます!」と書かれているだけに、再び6人で活動していくのだろう。

 また、5人は9月28日・10月4日配信回で「77の質問」に答える企画に挑んだが、菅田バージョンはISLAND TVの方で27日に「琳寧に77の質問」が公開されていた。とはいえ、キャンプファイヤーでは不自然なまでに菅田の名前が出てこないため、このタイミングでの本音トークは、少々もったいなかったような気も……。一体どんな形でYouTubeの撮影に帰ってくるのか、期待が高まる。

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