サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」小栗旬、“俳優のための労働組合”断念!? 「週刊女性」の報道と事務所の狙い コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第480回】 小栗旬、“俳優のための労働組合”断念!? 「週刊女性」の報道と事務所の狙い 2019/10/22 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 『Doctor-X』のエピソードはテレ朝がモデル 第6シリーズも絶好調のスタートを切った米倉涼子主演ドラマ『Doctor-X』(テレビ朝日系)。そのエグデクティブプロデューサーの内山聖子氏のインタビューが「女性自身」に掲載されているが、これがなかなかぶっちゃけていて面白い。内山氏と米倉の出会いは04年放送の『黒革の手帳』(テレビ朝日系)だというが第一印象は最悪だったと、こんな暴露をしている。 「主演をお願いしようと挨拶に向かったところ、米倉さんは10歳年上の私に、『私、女性のスタッフ苦手なんですよね』と」 米倉は目を合わすこともなく、内山氏は「カチン」ときたらしい。主演大女優のネガティブエピソードをあっけらかんと語るプロデューサーは、なかなかいないだろう。もちろん今では米倉とは酒を飲んだり温泉に行く仲だというからできたことかもしれないが、しかしもうひとつ、面白いことを内山氏は“暴露”している。それが『Doctor-X』の構想にテレビ朝日の内情が関係していたということだ。 「社長や役員がエレベーターに乗ってきたら、ほかの社員は先に乗っていても降りて譲る。そんな暗黙のルールを秘書時代に目の当たりにして驚きました」 「40代になり、私が中間管理職になったころ、『うちの会社には、上司にこびへつらう“御意三兄弟”がいるんだ』という同期の一言が忘れられなくて。それで、海老名や加地は“御意軍団”として描くことにしたんです(笑)」 ひゃー、やっぱりテレ朝ってそんな会社だったんだ! 面白い。でも、こんなことしゃべって大丈夫? なにしろ、現在のテレ朝は“忖度”の嵐がまかり通っているから。“テレ朝のドン”と言われる早河洋会長が安倍晋三首相とメシ友となり、その方針で、子飼いのチーフプロデューサーが送り込まれ、政権批判はなくなり、さらにそのチーフプロデューサーがセクハラで更迭というオチまでついた。一方、政権に対してジャーナリスティックな視点を持つ小川彩佳アナ、そして女性チーフプロデューサーを『報道ステーション』から追い出した。そんな会社で“御意三兄弟”の存在やエレベータールールを他マスコミに“暴露”する。 でも今回の内山氏にしろ、小川アナにしろ女性プロデューサーにしろ、きちんとものをいうのは女性ばかりなんだな、テレ朝って。そして『Doctor-X』で巻き起こる病院内での理不尽、不条理エピソードはテレ朝がモデルという視点で見ると、今後はさらに面白いかも。 なんなんだ、この嵐記事は。5人で出演! 新作映画撮影中! とデカデカとタイトルにしながら、映画『ピカンチ』第4作は製作されていないし、ドキュメンタリー映像も「極秘で撮影されているとの情報が浮上」という曖昧なもの。さらに随所に「かもしれない」「可能性がある」「という説も出ている」という“逃げ言葉”のオンパレード記事。結局、何もわからなかったのね、「自身」。 前のページ12 最終更新:2019/10/22 21:13 Yahoo セブンネット クイック・ジャパン vol.115 小栗旬 鈴木亮平 一進一退 関連記事 「えなりかずき・泉ピン子共演NG問題」橋田壽賀子の“暴走”に配慮する石井ふく子TOKIO・城島茂の「結婚記事」における、異例の家族コメントと“山口復帰”への疑問ジャニーズ帝国の“終焉”とともに衰退するマスコミのジャニーズ報道「吉本興業騒動」は報じても、反社会的勢力と“閣僚”の関係はスルーする日本のメディア嵐・二宮和也、伊藤綾子との「同棲」詳報――いろんな意味で楽しみな“結婚第1号”の誕生 次の記事 Jr.ファンクラブ変更で怒りの声 >