サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」TOKIO・城島茂「結婚記事」への疑問 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第478回】 TOKIO・城島茂の「結婚記事」における、異例の家族コメントと“山口復帰”への疑問 2019/10/08 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「週刊女性」10月22日号(主婦と生活社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 波紋を呼んでいる関西電力の巨額金品授受問題。しかし、これは関電だけの問題ではないのでは、との疑問も徐々に浮上している。原発立地問題の闇を、膿を再び炙り出すジャーナリズム、調査報道を期待したい。 第478回(10/3〜10/8発売号より) 1位「城島茂 『結婚するので安心してください』」(「週刊女性」10月22日号) 2位「独占スクープ 山口達也が泣いた 城島茂『一緒にもう一度』の執念」(「女性セブン」10月17日号) 3位「新われらの時代に 林葉直子 余命1年と宣告されて」(「女性セブン」10月17日号) 「週刊女性」の城島茂の結婚記事にちょっと驚いた。記者が向かったのはお相手の菊池梨沙の実家。その両親や家族に結婚のことを聞こうという、週刊誌ではよくある取材だ。すると出てきた菊池ママが満面の笑みでそれに応えた。 まずは娘の結婚相手の城島を絶賛し、城島の家族とも円満な関係で、また城島は高1の弟を気にかけて一緒に遊んでくれているというエピソードを披露した。さらに外出する菊池ママは、代わって菊池の祖父母を玄関先に呼び、さらに記者の取材に応じた。 祖父も孫の結婚を喜び、菊池の幼少時代だけでなく、4年前に訪れた城島から「結婚を前提にお付き合いさせてもらっている」と挨拶されたこと、さらに「結婚してから何かあったら、おじいちゃん、おばあちゃん、お母さん、弟さん、みんなを面倒見るから心配いらないよ、安心して」とまで言われたことも披露した。さらにさらに、父親も取材に応じ、城島と3回会い、ゲームセンターでUFOキャッチャーをしたこと、また酒を飲んだことを語っている。 家族総動員――。しかし驚くのはそれじゃない。お祝いごとに芸能人家族がマスコミの取材に応じることは、さほど珍しいことではないから。でも、でもジャニーズではかなり異例なことだ。これまで結婚したジャニーズは近藤真彦、木村拓哉、少年隊・東山紀之、V6・井ノ原快彦、TOKIO・国分太一など結構いるが、お相手の家族がここまでマスコミに答えることはなかったから。 これまでジャニーズの結婚には、さまざまな障害が指摘されてきた。人気低迷などを指摘され断念させられるという“結婚の掟”、グループ内で1人だけしか許されないし、事務所の許可が絶対条件などなどの高いハードルだ。そして、そんなハードルを超えると今度は“家族”や“子ども”など、プライベートはタブーとされた。最近では井ノ原や東山、そしてキムタクまでも家族の話をするようになったが、アイドルが結婚しても生活臭、所帯くささを醸し出すことはタブーだったはずだ。だから結婚しても、本人、もしくは相手の家族がその喜びをマスコミに話すことも禁じられてきたはずだった。でも、でも城島のケースは違った。かなり詳細、具体的エピソードを菊池の家族は語っている。家族総動員で。 いいのか、もう? 城島だから? 生活感がありありもでも、もういいって? 城島はアイドル枠じゃない? ファンも納得してるから? それともジャニーズが変わった? うーん。 次のページ TOKIO再結成を匂わせる「女性セブン」記事 12次のページ Yahoo セブンネット 島 茂子/戯言 関連記事 ジャニーズ帝国の“終焉”とともに衰退するマスコミのジャニーズ報道「吉本興業騒動」は報じても、反社会的勢力と“閣僚”の関係はスルーする日本のメディア嵐・二宮和也、伊藤綾子との「同棲」詳報――いろんな意味で楽しみな“結婚第1号”の誕生関ジャニ∞・錦戸亮、ジャニーズ退所後の活躍次第で退所希望者の「モデルケース」に?山口達也、“公園で5時間”直撃インタビューに表れていた「矛盾」