美容・健康
インタビュー

傷んだ髪をサラサラに……「ドライヤー」「洗い流さないトリートメント」の使い方をプロに聞く!

2019/09/14 19:00
千葉こころ

――最近では、ドライヤーをかける前に、「洗い流さないトリートメント」を髪に塗るという人も多いですが、種類がたくさんあるので、いつも迷ってしまいます。選び方のポイントを教えてください。

齊藤 ポイントは、主に2つです。1つは、ダメージに合わせた選び方。髪の毛は、外側が親油性で、内部は親水性になっているので、内側から修復したいときはウォータータイプやミルクタイプなど水分が多いもの、表面を保護したいときは油分の多いクリームタイプやオイルタイプがいいと思います。もう1つは髪質による使い分けで、髪が細い人はペタッとしづらい水っぽいタイプがおすすめで、ハイダメージで髪が広がってしまう人は、オイリーなタイプの方がボリュームを抑えられます。

――正しい塗り方などはあるのでしょうか?

齊藤 髪は毛先が一番傷んでいるので、まずは毛先にしっかり塗り込んでください。上側は、毛先に塗り込んだ余りを馴染ませるくらいで十分です。なお、頭皮につくと、かゆくなったりベタついたりするので、根元から5センチくらいはつかないように気を付けてくださいね。髪全体を「3つくらいの束」に分けると塗りやすいと思います。使用量はタイプや商品によってそれぞれですが、どれも塗り過ぎは良くありません。

――おすすめの使い方があれば教えてください。

齊藤 ミルクタイプは油分と水分のバランスがよく、内側まで浸透しやすいため、髪の修復に向いています。一方オイルタイプは、油分が多いほどコーティング力が強いので、ドライヤーの熱からの保護や、紫外線予防に適しています。なので、タオルドライの直後にミルクタイプを塗り、その上からオイルタイプを重ね塗りしてドライヤーをするとベスト。また、外出前にオイルタイプを塗って紫外線をガードするなど、何種類かの洗い流さないトリートメントを用意して、うまく使い分けるといいと思います。
(取材・文=千葉こころ)

齊藤あき(さいとう・あき)
パーソナルビューティープロデューサー。美容師・毛髪診断士・美養研究家。「スキンケアサロンティナロッサ」代表。5万人以上ものあらゆる肌と髪に向き合ってきた美肌・美髪作りのスペシャリストとして、多くの人たちから支持を集めている。
公式サイト

最終更新:2019/09/14 19:00
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