[女性誌速攻レビュー]「ar」9 月号

YouTuberリョウからプロポーズ! 「ar」着回し企画の“妄想ストーリー”はツッコミどころ満載

2019/08/31 16:00
島本有紀子

イガリが消えた夏

 最後に見るのはメイクのページ「自分、マジでイイ女 説 “酔えるメイク”で恋の戦闘能力を上げる!」。森絵梨佳がモデルを務めるメインのメイク企画といえば、「おフェロメイク(=イガリメイク)」の創始者であるイガリシノブ氏がヘアメイクを担当するのが、ここ数年の「ar」のお決まりだったはず。ですが最近、イガリ氏が登場しないのが気になっています。今号のこの企画も、ヘアメイク担当は中山友恵氏。ほかの企画にも、イガリ氏の名前はありません。

 今回の「酔えるメイク」も、「自分、マジでいい女 説」「柔らかさ1000%の粘膜ピンク」「女は全員指がキレイ。自分もうっとりできるネイルを。」と、ちょいちょいイガリっぽいワードを取り入れつつも、全部惜しい感じです。これは編集部、中山氏どちらが考えているのでしょう。イガリ氏独特の言葉遣いやネーミングのファンだった身としては、とても物足りなさと寂しさを感じます。来月号ではイガリメイクを拝めることを期待したいと思います。
(島本有紀子)

最終更新:2019/08/31 16:00
ar (アール) 2019年9月号 【表紙】 桐谷美玲/主婦と生活社(雑誌)
「YouTuberはモテる」という感覚に乏しい昭和生まれよ