サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー「ar」SEXY特集が迷走 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「ar」7月号 「ar」SEXY特集が迷走! 「自分ウケ」と「男ウケ」で揺れる女子に、坂口健太郎が救いの一言 2019/06/30 16:00 島本有紀子 女性誌レビューar 「ar」7月号(主婦と生活社) 「ar」(主婦と生活社)の7月号はSEXY特集号。先月号でもすでに、「夏のヒロイン」「夏の主人公」などの言葉を多用して夏に浮かれていた「ar」ですが、今月も引き続き、TUBEの歌詞に負けない勢いで夏に向けて盛り上がっています。 坂口健太郎が登場するインタビューページのタイトルも、「アツいのは夏のせい? 全部、坂口健太郎のせいだ。」です。この妙なテンションの責任を全て坂口に押し付けるとは、彼も荷が重いとは思いますが、早速中身を見ていきましょう。 <トピックス> ◎胸ギュン情熱女Forever ◎命中SEXYしか欲しくない! ◎この夏、私はカジュエロで生きる! イガリシノブ不在の夏 「ラブな最強パワーをとことん見せつける、超楽しい2019年の夏はもうすぐそこ(ハート)!」というご機嫌な一文から始まるメイク企画。タイトルは、「彼を焦がしちゃお(ハート)胸ギュン情熱女Forever」です。 「胸ギュン情熱女」というワードセンス的に、「おフェロメイク」で人気のヘアメイク・イガリシノブ氏によるページかと思っていたのですが、今回のヘアメイク担当は中山友恵さんという方でした。そうわかってから読み進めると確かに、メイクのネーミング(「ジリジリ女」「ムンムン女」「秘め肌」等)は、イガリシノブ氏よりパンチが弱い。 先月号のイガリメイク(「陽気な肌ベイべ!」「あふれちゃう実っちゃう DAKUDAKU娘」「ナツ恋必勝祈願【閲覧!推奨】顔からボンキュッボン!! arマル秘SUMMER NUDE顔」等)と比べたら、かなり寂しいネーミングです。名付けているのが本人か編集者かわかりませんが、ハイテンションなイガリ節に慣れた身としては、物足りません。 メイクそのものも、イガリメイクよりナチュラルで、モデルの森絵梨佳の素材そのものが生きた仕上がりになっています。なんだか一気に、イガリシノブ氏のことが恋しくなってきました。知らぬ間に、すっかりイガリファンになっていたことに気づかされます。 次のページ 「そこにストーリーがあるから(31歳・出版)」 12次のページ 楽天 ar (アール) 2019年 07月号 [雑誌] 関連記事 経験人数200人超えの高校生ヤリチンが、童貞の悩み相談! 「Seventeen」男子企画はどう読むべき?「内面ってよくわからないじゃん?」若い女に“外見至上主義”の呪いをかける「S cawaii」『テラハ』モデル起用の「おフェミなヤンキー」はギャグ!? 「ar」の努力とセンスが滲む迷コピー「Domani」豊洲タワマンママ登場! 「子どものトートバッグ」でママ友選ぶ、恐るべき“価値観”永野芽郁は高級ブランドアピール、日向坂46は“非モテ”設定!? 読者の共感に乏しい「Seventeen」