サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」「女性自身」まるで追悼記事のよう コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第464回】 ジャニーズ御用媒体「女性自身」がまるで“ジャニー喜多川追悼”のように掲載した記事 2019/06/25 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 女性週刊誌が打ち上げネタ好きなワケ ずっと不思議に思ってきた。女性週刊誌と写真週刊誌はドラマや映画の打ち上げネタが好きだ、と。今週も3誌合計で4本の打ち上げ記事が掲載されている。 しかし、いつも思うが、打ち上げネタはワンパターンだ。誰それが出席した、その中の誰が二次会にも行った、朝まで宴会は続いた、有名俳優がどんな服装だったか、ビンゴ景品が豪華だった、主役俳優が場を盛り上げた――。こうした情報は本当に需要があるのだろうか。読者が喜ぶのか。毎回毎回同じような内容で、どんな興味があるのか。 でも雑誌にとっては楽チンなんだろうな。スタッフの多くも出席する打ち上げの情報は簡単に入手できるし、出席芸能人や場所も時間も特定できる。だから熱愛スキャンダルのような過酷な張り込みも必要ない。同じようなパターンで誕生日に張り込むというやつもあるが、それに比べても打ち上げ取材は楽チンだ。出入りする有名芸能人をキャッチし、写真を撮れる可能性もかなり高い。誌面的にもおいしい。 でも、面白くないんだよね。打ち上げネタ。 かなり気になる記事が「自身」に掲載されている。それが田村正和の“近況”を報じた記事だ。昨年2月の『眠狂四郎The Final』(フジテレビ系)出演以降、芸能界引退状態の田村だが、そんな田村を「自身」が直撃した。ウオーキング中の田村だったが、それに応じ、心臓手術をしたが、妻とともに健康的な生活を送っていること、もう十分に仕事もし、やり切ったから「静かに死にたい」とまで口にしている。 直撃取材としては大成功だ。しかし――。記事に掲載されている田村の写真はやはり2年前に「自身」が直撃した際のもの。今回のはない。これだけ長く直撃取材に応じているのになぜ? 田村に拒否された? 現在の姿を晒したくないとしたら、心配だ。 前のページ12 最終更新:2019/06/25 21:00 楽天 ジャニーズで今、何が起きているのか? 忖度、忖度 関連記事 木村拓哉を持ち上げ、妻・工藤静香を批判する「週刊女性」の露骨さ蒼井優との電撃結婚を語った、山里亮太・母の完璧なマスコミ対応木村拓哉と香取慎吾が同時に「女性自身」に登場! ジャニーズをめぐる女性週刊誌の激動“田口淳之介&小嶺麗奈逮捕”報道から見える、ジャニーズ御用雑誌「女性自身」の恐ろしさ松田龍平、“新恋人との修羅場”記事に見る「女性自身」と「女性セブン」の食い違い 次の記事 キンプリ・岸、「野球キング」発言が波紋 >