サイゾーウーマンコラム知られざる女子刑務所ライフ経産省のエリートが覚醒剤にハマったワケ コラム 知られざる女子刑務所ライフ65 元女囚が語る「経産省キャリア官僚」が覚醒剤にハマったワケ――エリートは“いいお客さん”? 2019/05/19 16:00 中野瑠美 知られざる女子刑務所ライフ ネット通販で買ってビットコインで決済 Nさんは初犯ですから、今回は執行猶予がつくでしょうが、お役所はクビですし、これからが心配ですね。 そもそも罪としては、そんなに重くない気もします。雑誌のとじ込み付録に約20グラム、末端価格120万円相当がコッソリ封入されてたそうです。お値段は売人にもよりますが、1回の使用量はだいたい0.03グラムなんで、66回分くらいですね。朝昼晩と打って1カ月分弱といったところです。Nさんはオフィスのトイレや会議室でもつこてたそうで、1日5回で2週間分くらいかもしれませんね。 報道では、「量が多い! 密売の可能性も!」としているところもありましたが、それは微妙です。エリートさんはお金には困ってないでしょうから、バイしてヘタうつよりも「自分だけで楽しめる量」かなと。ちなみにNさんは、お仕事が忙しいせいか、うつ病になって精神科に通い、処方された向精神薬が効かなくなって、シャブに移行したそうです。 これはまあ、ありがちなんですが、最初は路上で買うてたのに、海外のネット通販で買ってビットコインで決済されたというのは、「さすがエリートやな」と思いました。私が現役の頃もネット通販はなくはなかったですが、なんかスマートすぎますよね。これからは、こういう売り方が主流になるんでしょうね。 もちろん街角のアブないオッサンから買うのはやめたほうがええですが、もともと違法なんですから、アブないもスマートも何もありません。とにかく、お仕事がどんなにツラくても、シャブは「ダメ。ゼッタイ。」ですよ。 中野瑠美(なかの・るみ) 1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」 ※この連載が本になりました! 『女子刑務所ライフ!』(イースト・プレス)発売中です。 前のページ12 最終更新:2019/05/19 16:00 楽天 Yahoo セブンネット 女子刑務所ライフ! イマドキの買い方…… 関連記事 元女囚が教える「シャブ屋」の1日――シティホテル暮らしで、月に600万円稼ぐ者も刑務所のティッシュペーパー価格はシャバの5倍! 元女囚が教える「差し入れ屋」事情元女囚が考える「致死量100倍の覚醒剤」――あれはシャブをよく知らない人の使い方ピエール瀧さん、逮捕はクスリをやめるきっかけ! 元女囚が語る、コカインと覚せい剤の違い元女囚が教える覚醒剤の基礎知識――14歳からシャブ使用、大山倍達孫は脳が縮んでるかも? 次の記事 「Domani」豊洲ママの恐るべき価値観 >