サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」リリー・フランキーの気になるコメント コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第454回】 ピエール瀧逮捕の余波――実名で報じられたリリー・フランキーの気になるコメント 2019/04/09 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性セブン」4月18日号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 4月7日の春の統一地方選。女性当選者が過去最多の237人で、当選者割合も10%を超えた。とはいえ、世界的に見ても日本の女性議員が占める割合はかなりの下位。その背景には家事や育児など家庭労働は女性が担うという状況に加え、政治の世界がオヤジ社会そのものだからということもあるかも。でも数が多ければ、セクハラとかパワハラとかにも結束して立ち向かえるはず。頑張れ、女性議員! 第454回(4/4〜4/9発売号より) 1位「リリー・フランキー 『側近が薬物逮捕』激白!と 次は麻薬取締官が狙う『あの国民的タレント』」(「女性セブン」4月18日号) 2位「内田也哉子 父裕也さん“最後の恋人”と『逝去翌日から遺品整理は2人で――』」(「女性自身」4月23日号) 3位「宮本亜門さん 『前立腺がん発見』のアメトムチ」(「女性セブン」4月18日号) なんだか、昭和の香りさえ漂うような懐かしい記事。それが「女性セブン」のピエール瀧の逮捕余波の記事だ。何が懐かしいって、薬物で芸能人が逮捕されるとそのルートで関係芸能人が芋づる式に――という切り口。昭和、そして平成でも、こうした「次に逮捕されのは誰?」という企画が盛んになされてきたが、しかしここ最近、それほど見かけなくなっていた。 実際、この手の記事通りに本当に芸能人たちが続々と検挙されたことはないしね。しかも記事内で、「次の逮捕芸能人」はイニシャル扱い。だから、うわさレベルで書き放題。それが外れても名誉毀損にもならない。そんな安直さからか、一時は実話雑誌などで数多く見かけたこの企画だが、しかしコンプライアンス意識からか、激減している印象だった。ネットでは出回ってるけど。そんな中での「セブン」記事だ。 そこに名前が上がっているのがヤクザ映画に引っ張りだこの強面俳優に、大物音楽プロデューサー、グラドルに元男性アイドル、そして国民的タレント。ね、特定しているようで、していない。なぜなら当てはまる芸能人は複数いるから。当たらなくても逮捕されなくても全然オッケー、な記事だ。 そんなイニシャルの中、実名で挙げられているのがリリー・フランキーだ。その理由はピエール瀧の親友で、昨年にやはり薬物絡みで逮捕された音楽関係者Gがリリーとも関係があり、一時はリリーの運転手も務めていたというもの。さらにピエール逮捕の後には捜査員から電話もあったとか。確かにリリーといえば、ピエールとも映画などで共演しているし、公私ともに仲良い。記事ではリリーの疑惑を明確に否定しているが、気になるのが「セブン」の直撃にリリーが答えたこのコメントだ。 「瀧とGにはすごく迷惑しています」 まるで突き放すようなコメントで、あまりにリリーらしくない。どうした!? 次のページ 内田也哉子とA子さんの確執 12次のページ セブンネット リリー・フランキーの人生相談 関連記事 「JUNON」関係者が“事件”以来、初めて実名でSMAPを語る「週刊女性」の平成芸能史GLAY・HISASHIの“不倫”報道で気になる「女性自身」の不思議な一文田原俊彦、「女性自身」のトップを飾ったデート記事から見える“ビッグ”な自意識関ジャニ∞・大倉忠義に脱退説! 「週刊女性」が示す“尋常じゃない理由”中居正広“独立ナシ説”を断言する「女性セブン」と「日刊ゲンダイ」