[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

娘のスポ少の保護者が怖い! 退部する人や骨折している人にも「お当番はやって」とすさまじい圧力

2019/04/16 17:00
叶井俊太郎
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(C)倉田真由美

 この原稿を書いているのは4月初旬で、新元号が「令和」に決まったころ。新4年生の娘ココは3月末で学童保育クラブが終わり、春休み中です。休みとはいえ、習い事は通常通り。現在ココはバスケットボールクラブ、バドミントンクラブなどに所属していますが、以前このコラムでも書いたようにバスケは保護者負担が大きすぎて、大体のことは「オッケー」といってしまうこのオレでも、この先やっていく自信がないんですよ。ぶっちゃけ退部したい!

 クラブの保護者との連絡はLINEなのですが、バスケだけで2つのLINEグループに入っており、特に「お当番」グループの連投がすさまじい。お当番というのは、練習日の朝8時に会場である学校の体育館に行き、用務員からカギをもらい、コーチの飲み物を買い、子どもたちの出欠確認、体育館の掃除・片付けをして、最後にカギを締めるというもの。バスケの練習は毎週土曜日の朝9時~正午で、お当番係はその3時間以上はずっと体育館にいなければならない……。

 先日、あるママが月末で退部するとLINEであいさつしたんですが、このママが翌月のお当番に入っていたみたい。別のママが「誰か代ってくれる人はいませんか?」と呼びかけるも、 誰も名乗り出なかったんです。そしたらまた別のママが退部するママに向かって「誰も代わりの人がいないので、退部した後ですが、お当番だけやってもらえますか?」とあり得ない提案! 子どもがクラブを辞めるのに、辞めた後に親だけ手伝えって異常でしょ! このLINEが上がったと同時に、退部予定のママは即LINEグループを退会。狂ってる! と思ったんだろうな。オレも傍目で見て、「なに言ってんだ?」と思いましたからね。ちなみに退部したママの代わりは保護者代表がやることに。

 そしてまた別の日、とあるママが「足を骨折してしまい、松葉杖を使っている状況なので今月2回入っているお当番を休ませてください」とLINEで相談してきました。そしたら、別のママが「今週のお当番は仕方ないとして、月末のお当番はできますか?」だって! 骨折しているママからは「えーと、月末だとまだ松葉杖ですが できないこともないかと……」という返信が!  無理といえばいいのに……。そしたら別のママが「では、ケガしている中で申し訳ないですが、月末のお当番はやってください」と、パワハラを超える無慈悲な返事を送ってる。

突然、9歳の息子ができました。 42歳、バツ3、自己破産男の気ままな育児術/叶井俊太郎