[連載]ヤリチン卒業!! 叶井俊太郎の子育て奮闘記

娘の同級生の親が次々離婚! オレも妻くらたまと大ゲンカし、娘の涙で我に返る始末

2019/03/04 19:00
叶井俊太郎
娘の同級生の親が次々離婚! オレも妻くらたまと大ゲンカし、娘の涙で我に返る始末の画像1
(C)倉田真由美

 先日のバレンタインデー、数年前からチョコはもらっても1~2個の状態が続いてましたが、とうとう今年は妻くらたまが仕事先でもらってきたチョコだけになりました……。娘ココは友達にあげるために手作りしていたので、てっきりオレにもくれるものだと思っていたら、「父ちゃんの分はないからね」と、あらためて“あげない”宣言! ということで今年は実質ゼロ。まあ50歳超えると、チョコはどうでもいいよマジで!

 そんなバレンタインデーの日に、ココの小学校で授業参観がありました。ママ友から義理チョコでももらえるかと期待しましたが、そんな雰囲気はまったくない! そりゃそうだろうよ……。期待したオレがアホだった。

 授業参観は午前~午後にまたがっているので、ランチを食べようと外に出たら、偶然、昨年まで同じ小学校に子どもを通わせていたパパに遭遇。この人は去年離婚して、前妻と子どもは妻の実家に帰ってしまったんだって。あいさつを交わす程度の関係でしたが、オレは離婚の原因を聞いてみたかったので、ランチに誘ってみたのです。

 店に入って近況を聞くと、「仕事は順調なのですが……」と悩んでいる雰囲気。「ところでどうして離婚したんですか? もしかして不倫がバレた?」と正面から切り込んでみると、「いやー不倫じゃないんですよね」「実はお金の問題で」とのこと。このパパはお店を経営していたんですが、土地の権利の問題で立ち退くことに。そのため当面収入がなくなることを告げたら、突然妻から離婚を突きつけられたそう。実際は立退料をもらい、今は場所を変えて店を再オープンしているわけなんですよ。だから経済的な問題なのか、微妙なところ。

「妻に理由を聞いてもよくわからないんですよ。店がなくなって、しばらくは生活費を出してもらっていたけど、それだけじゃないみたいだし。仕事が忙しくて、家事と育児はまったくできなかったし、休みの日もスキルアップのために学校に通って勉強してたもので。思い当たるとしたら家事育児をぜんぜんしなかったことかな」


「なるほど。で、娘さんとは会ってるの?」

「もう1年以上会わせてくれないんです……それだけが残念で」

「会わせてくれないのか。連絡してもダメですか?」

「電話も出てくれないし、LINEも既読にならない。メールも完全に無視ですね」

「ハッキリした理由がわからないのはつらいですね。でも子どもには会わせてもいいと思うけどなあ」


 子どもに会いたいと涙目になるパパさんと1時間ほど話し、オレは小学校に戻りました。さっきの離婚したママと仲が良かった保護者に会ったので、「さっき◯◯パパに偶然会ったから、離婚の理由とか聞いてきたよ」と話しかけると、「なんて言ってた?」と質問されました。他人同士が語るのもどうかなと思い、適度にごまかしながら伝えたら、離婚したママが漏らしていた不満が返ってきた。具体的なことは言えないけど、それぞれの主張から、2人が不満を持っているポイントがズレていて、これは解決が難しいな~と思ったのが正直なところです。こればっかりは、夫婦で話し合うしかないよな。

 ココが今年で10歳になるということは、同級生の親の多くが結婚10年以上。それだけ長い間暮らしていると、夫婦はいろいろある。子どもを介して知り合った夫婦も、最近離婚したそうです。理由は、夫が酒乱だから。普段はちゃんとしている人だから、本当夫婦のことはわからない。もともとココの同級生の家庭、シングルマザーが多かったけど、ここにきて離婚も増えてきたような……。