サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」中居正広、独立の行方 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第448回】 中居正広、“番組打ち切り宴会”記事と「新番組スタート予定」報道から見る独立の行方 2019/02/19 21:00 神林広恵 女性週刊誌ぶった斬り! 「女性自身」3月5日号(光文社) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! 関ジャニ∞の村上信五と小島瑠璃子の熱愛報道が。今回で2度目だが『月曜から夜ふかし』(日本テレビ系)で交際を否定し、共演のマツコ・デラックスも「何なのよ! もうあんたホントにもうもう。謝りなさいよ、多方面に」だって。交際報道で謝罪――。第二の嵐・大野智にならなければいいが。 第448回(2/14〜2/19発売号より) 1位「池江瑠花子選手『私は白血病に負けない!』病室から親友に送った『勇気のメール』」(「女性自身」3月5日号) 2位「中居正広『番組打ち切り宴会』に警察出動トラブル撮」(「女性セブン」2月28日号) 3位「乙武洋匡 再婚へ! ハーフ恋人『献身の歌舞伎デート』」(「女性自身」3月5日号) 衝撃だった池江瑠花子選手の白血病告白。女性週刊誌3誌ともこの話題を取り上げていることからも、その衝撃の大きさがわかるが、そんな中で“あの話題”を(ちょっとだが)取り上げているのが「女性自身」だ。そう、あのトンデモ発言をした桜田義孝五輪担当相のことだ。 記事には、今回の動揺の大きさを「骨髄バンクへの資料請求は数十倍になり、桜田義孝五輪担当相が『がっかりしている』と発言したことは、社会問題化しました」と紹介するが、桜田大臣の発言は「がっかり」だけではなかった。 「オリンピック担当大臣としては、オリンピックで水泳の部分を、非常に期待している部分があるんです。一人リードしてくれる選手がいると、みんなその人につられて全体が盛り上がりますからね。そういった盛り上がりが若干下火にならないかと思って、ちょっと心配しています」 つまり、池江選手の勇気ある告白に対し、“オリンピックが盛り下がらないか“を心配しているのだ。大丈夫か、こやつ。この桜田大臣、以前にも「五輪憲章を読んでいない」と平然と国会で答えていたが、しかしこの桜田大臣の認識は、今の政治家や五輪関係者全体の認識ではないのか。つまり選手はオリンピックのコマであり消耗品。そして何よりも大切なのは、選手個人などではなく、日本で行われるオリンピックの成功、オリンピック至上主義というやつだ。 しかも今後、オリンピックが近づけば近づくほど、その空気は日本中に充満する。久米宏など一部著名人は、五輪開催に反対を表明しているが、そうした声はかき消され、非人間的な条件のボランティアに異議を唱えることも、まるでタブーとなっている。さらに五輪渋滞を見越して首都高の料金アップ、企業活動の自粛など、まさに国家総動員体制なのに、マスコミもこれを批判しない。メディアも五輪のスポンサーだからね。だからなのかJOCの竹田恒和会長や電通も絡むとされる東京五輪招致を巡る贈収賄疑惑も、大きく取り上げられない。 ああ、嫌だ。 そんなことさえ考えてしまった池江選手への桜田大臣の暴言。しかし、「女性自身」記事は温かかった。池江選手の力強いTwitterを紹介し、友人たちへ池江選手が病室からLINEやメールでメッセージが送ったことを伝えている。そして最後にはこう綴っている。 「絶対に病魔に打ち勝ってほしい」 これが桜田大臣などとは違って、多くの国民の本当の想いのはずだ。 次のページ 『ナカイの窓』の“打ち切り打ち上げ”飲み会 12次のページ Amazon 中居正広という生き方 関連記事 globe・KEIKOの“復活”で暴かれる、夫・小室哲哉の嘘SMAPを見てきた嵐が選んだ、“結婚”と「活動休止」の落としどころ嵐の活動休止の裏で、中居正広の“独立”をめぐるマスコミとジャニーズの迷走深田恭子の熱愛騒動で報じられる、亀梨和也との“二股”と交際相手の三股疑惑「女性セブン」の石原さとみ破局を否定し、“年内結婚説”を報じる「女性自身」への疑問