[ジャニーズツッコミ道場]

Hey!Say!JUMPは中堅でも平均年齢27歳未満、まだ「煮物」になるトシじゃない

2018/12/27 15:00
キラキラアイドルで売ってきた子たちなので……

 ジャニーズWESTのマイクがオフになっていたトラブルが話題となった、12月21日放送の『ミュージックステーション スーパーライブ2018』(テレビ朝日系)。思いがけない事故に困惑しつつも、明るく笑顔で対応しようとするWESTには心打たれたが、ちょっと憂えることもあった。

 それは、Hey!Say!JUMPの置かれた微妙なポジションのこと。今年デビューしたばかりで「デビュー特需」にあるKing&Princeは例外として、Hey!Say!JUMPはファンクラブ会員数やCD売り上げ、コンサートの集客力も、ジャニーズ事務所において嵐、関ジャニ∞に次ぐ人気グループと言っていい存在である。

 だが、中堅グループというポジションからか、若手グループを目立たせる関係なのか着用していたスーツの色味には、悲しみを禁じえなかった。

 キンプリが白+金色であるのに対し、Hey!Say!JUMPはベージュ(薄茶色?)。ファンはTwitterで「全員お顔が美しい」「顔が良すぎる」「さすがの顔面偏差値」と佇まいを絶賛していたものの、ネットの掲示板上では「煮物」と言われ、JUMPの衣装が大いに嘆かれ、「嵐から煮物衣装を引き継いだのか」「ジャニーズの煮物(衣装)担当をやめさせろ」といった声が出ていた。

「おじさんジャニーズには、光沢ある茶色かベージュを着せるんですよ。おじさんを綺麗に見せる色だからです」


 実は以前、ジャニーズ御用達雑誌の編集者から、そんな話を聞いたことがあったのだが、確かにこの色、諸先輩方がよく着せられている気がする。

 この「煮物」色、30~40代のジャニーズが着ると、顔色も良く見えて上品だということはよくわかるが、Hey!Say!JUMPはデビュー11年目にして、平均年齢27歳未満。経験的には立派な中堅とはいえ、まだ「煮物」になるトシじゃない。

 まして山田涼介、伊野尾慧、中島裕翔を中心として、「色白美肌」率の非常に高いグループである。おそらく「美肌」度においては、デビュー組ナンバー1なのではないだろうか。

 そして、この日、Hey!Say!JUMPはいつも以上に、キラキラした輝きを放っていた。山田の艶は眩しいほどだったし、伊野尾のほっぺをプクーッと膨らますあざとさには、ジャニーズに疎い層も「可愛い」とTwitter上で湧いていたし、八乙女光のウインクも、高木雄也のお茶目顔も、常にブレない正確さを保つ知念の気迫あふれるダンスも、どれもこれも「いつもより大盛りサービスの気合」を感じさせるものだった。

 それは、平成最後の年末の『ミュージックステーション スーパーライブ』への意気込みからか、山田、有岡と、人気を牽引するメンバーの熱愛が立て続けに報じられた危機感からか、20代後半にして「煮物」衣装を着せられてしまった悔しさからか。煮物衣装に包まれながらも、地味にならず、沈まずに、いつも以上にキラキラ笑顔を放つHey!Say!JUMPの内面から滲み出る思いや闘志を感じるステージだった。
(南山ヒロミ)


最終更新:2018/12/27 15:00
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