サイゾーウーマンカルチャー2018テーマパーク業界4大トピック カルチャー 業界の裏側に迫る ディズニー裁判、お化け屋敷ブームの弊害……2018年「テーマパーク業界」4大トピック 2018/12/30 19:00 2.ハイテク化の波! VR、AIがトレンドに JOYPOLIS VR SHIBUYA公式サイトより 10月、東京・渋谷にVR特化型のジョイポリス「JOYPOLIS VR SHIBUYA」がオープンするなど、VRのアトラクションが話題を呼んでいる。搭乗者が専用のゴーグルを装着し、VRの映像に合わせて席が揺れ動くという仕様は、「ライドアトラクション」(レール上を進む乗り物)より、開発費、ランニングコストともに安い。しかも最悪の場合、死亡事故も起こり得る通常のジェットコースターに比べ、事故の可能性が低いのもメリットだろう。 またAI(人工知能)の波がテーマパーク業界にも押し寄せてきている。ハウステンボスでは15年から、ロボットが接客を行う「変なホテル」を展開中。受付が恐竜などのロボットで、客室に入ると、これまた別のロボットが挨拶と自己紹介し、ホテルや客室の使い方などを説明してくれる。そのロボットとゲームすることもできるのだ。この「変なホテル」は全国展開中で、今年も各地でオープンし、その勢いを感じさせた。現在、関東8店舗(銀座、赤坂、羽田、西葛西、浜松町、浅草橋、舞浜)、中部1店舗(ラグーナテンボス)、近畿・中国2店舗(心斎橋、西心斎橋)、九州2店舗(ハウステンボス、博多)で営業している。特徴は、観光地、リゾート地、テーマパーク、空港など観光客の多いエリアに立地している点で、「ホテルでも楽しみたい」という人向けに作られているのだろう。 今年、AIのトピックはほかにもあり、「少年ジャンプ」(集英社)のテーマパーク「J-WORLD TOKYO」(東京・池袋)が、4カ国語案内可能な「AIさくらさん」を導入。また、中国北京市海淀区の大手IT企業・百度がAIのテーマパーク「AI公園」を開業した。絶叫マシンより遙かに低コストだけに、これからもテーマパークにVR、AIが導入されるはずだ。 次のページ “3.まがいもの”のお化け屋敷プロデューサー乱立 前のページ12345次のページ Amazon るるぶレゴランド® (るるぶ情報版目的) 関連記事 ディズニーランド「パワハラ」「過重労働」裁判に見る、オリエンタルランドの「4つの地雷」ディズニーランドの凋落始まる? 入園料再値上げ説に「混雑緩和も望めない」と専門家語る上海ディズニーランドとTDRは違いすぎる!? テーマパーク研究者が驚愕した「5つの意外な点」レゴランド低迷が示す「ディズニーランドが強い理由」! 消えたテーマパークの失敗例ディズニー・ハロウィーンは“地獄のイベント”!? 元キャストが明かす“クソ客”の実態