ゴーン前会長は独居で「洗濯ばさみの組み立て」?——元女囚が考えるエリート外国人の収監
前置きが長くなりましたが、ゴーン前会長はムショに行くんでしょうか?
初犯でしょうから、執行猶予の可能性もあります。でも、今回は東京地検特捜部が本気なので、実刑の可能性もかなりありますよね。そもそもこれだけ事件を大きくしておいて、まず、さすがに無罪はないやろ……ゆうのが裁判に詳しい人たちの見方やそうです。
では、もし有罪で実刑判決やったら、どこに収容されるのでしょうか?
普通は政治家さんやお役人など偉い人が服役する時は、栃木県にある喜連川社会復帰促進センター(さくら市)です。同じ栃木の黒羽刑務所(大田原市)も似た感じの施設でしたが、2022年に廃止されるので、ご新規の収容はないようです。
でも、私は府中刑務所かなと思っています。府中刑務所は国内最大のムショで、外国人(F級)の収容のために「国際対策室」もありますから、外国人の収容のノウハウもあると聞いています。
今回初めて知りましたが、ゴーン前会長は三重国籍で「根はブラジル人、頭はフランス人、心はレバノン人」やそうです。やはりこんなややこしすぎる外国人は、喜連川の刑務官には厳しいんとちゃいますかね。
もしかすると、セレブですから「強制送還」という名の保釈もアリですかねー。それにしても、この世にパスポートを3つも持ったはる人がいるのもごついですが、それをパクって、「真珠入れてるか?」と聞く日本のお役所にはホンマに驚きです。
そんなゴーン前会長の刑務作業は何になるんでしょうか?
偉い人は工場には行かされないので、想定できるのは独居で「洗濯ばさみの組み立て」とかなんですが、まあそれもないでしょうね。絵的にはおもろいですけどね。前会長は、ずっと日本にいてはったわりに日本語は読めへんから、図書の整理もできひんでしょうし、まあ花壇のお手入れとかとちゃうかなと思っています。
いずれにしろ超エリートやったのに、遠い日本でこんな目に遭うとは、今はどんなお気持ちなんでしょうか? この場をお借りして「がんばれカルロス」と言うときます。
中野瑠美(なかの・るみ)
1972年大阪・堺市生まれ。特技は料理。趣味はジェットスキーとゴルフ。『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)や『新・情報7daysニュースキャスター』(TBS系)などへの出演でも注目を集める。経営するラウンジ「祭(まつり)」
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