人間として最大の屈辱……

パリス・ヒルトン、15年前のセックス動画流出について「レイプされたみたいだった」と涙ながらに語る

2018/12/10 20:12
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37歳による「永遠の21歳」ぶりをご覧ください

 スリムなボディとバービー人形のような美貌、ヒルトンホテル創業者一族という金持ち子女ならではのゴージャスなライフスタイルで、2000年代前半に“セレブブーム”を巻き起こしたパリス・ヒルトン。親友ニコール・リッチーとのリアリティ番組『シンプル・ライフ』(2003~07)では、無名時代のキム・カーダシアンらを引き立て役にして夜な夜なパーティーしまくり、乳首や下半身をチラ見せするのは当たり前。元祖お騒がせセレブとして一世を風靡した。

 しかし、パリスが最初に注目されたのは、『シンプル・ライフ』放送直前の03年11月に流出した、元恋人リック・ソロモンとのセックス動画だった。ヒルトン一族の令嬢が、プライベートなセックスを撮影したことで注目され、「破天荒なお嬢様」というイメージが定着したのだ。

 このセックス動画だが、07年に“肉感的なボディと抜群のテクニック”を持つキムのセックス動画が流出すると影を潜め、パリスは「お騒がせセレブ」の座をキムに明け渡すこととなった。

 その後、歌手、女優に挑戦しているものの、いまいちパッとしないパリスだが、実業家やDJとしては成功を収めている。そんな彼女が今回インタビューで、動画流出について涙ながらに語った。

 今回、パリスがインタビューを受けたのは、動画配信サービス「Netflix」で12月7日に配信スタートとなったドキュメンタリー映画『アメリカン・ミーム/The American Meme』。「SNSで独自の世界を築き上げ、何百万ものフォロワーを得るスーパースターとなった」4人の“光と影”を描いた作品である。

 パリスは、この『アメリカン・ミーム』で、セックス動画流出について「文字通り、一夜にして私の人生を変えたわ……みんなの笑いものになってしまって。何カ月も家に引きこもっていた。恥ずかしくてしかたなかったの。道行く人たちがみんな、私を見て笑っているように思えたのよ」と涙を流し、「まるでレイプされているような感覚だったわ」と吐露した。そして、「まるで魂の一部を失ったかのようだった。だって、この上なく残酷で意地悪い言葉でけなされるんですもの」と、打ちのめされた気持ちを語った。

 その一方でパリスは、自らの公的人格についても言及。「この20年間ほど、“永遠の21歳”を演じてきたわ。それが私のイメージであり、ブランド、そして商品としての自分だから」とし、地獄からはい上がってきた女性としての凜とした表情を見せた。

 パリスは11年に出演したトーク番組でも「(セックス動画のせいで)人生がめちゃくちゃにされた。愛している男性と、一度だけ撮影したものだったのよ。それなのに、尻軽女という目で見られるようになった」「この動画には生涯苦しめられる」「生まれる子どもにも、きちんと説明しなきゃならない」と憤りをぶちまけ、金もうけと売名のために流出させたリックを非難。「幼いころから憧れていた、故ダイアナ妃のようになれるチャンスを私から奪った」と、憎しみをあらわにしたこともある。

 流出してから15年以上たっているため、大半の人には「過去のもの」になっているが、パリスにとってセックス動画は永遠の悪夢。流出時のショックは、つい昨日のように感じられるのだろう。パリスが受けた心の傷は思っている以上に深く、まったく癒えていないようだ。

最終更新:2018/12/10 20:12
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