ブリちゃんはラジオなのにダンマリ

パリス・ヒルトン、ラジオ出演後の「ケツ穴野郎!!」という罵倒までオンエアされる

2013/10/12 16:00
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お嬢育ちだからツメが甘いのよね~

 国土が広く、公共交通機関が充実していないアメリカは車社会であり、出勤や通学など、車で移動する人がとても多い。移動中にラジオを聞く割合も高いそうで、アメリカ人の93%は日常的にラジオを聞くという驚きの調査報告もあるほどだ。インターネットの普及により、従来のメディアは厳しい状況に立たされているが、ラジオはまだまだ健在。人気ラジオ局の看板番組には、人気スターやセレブたちがこぞってゲスト出演し、新作映画やアルバム、コンサートやイベントなどを宣伝する。ラジオはテレビと異なり顔を出さずに済み、携帯電話で気軽に出演できるため、スターやセレブにとっても実にオイシイ仕事なのである。しかし、先日、大物セレブが立て続けにラジオ番組で失態を犯し、話題を呼んでいる。

 テキサス州ヒューストンのラジオ局「KRBE」の人気番組『The Roula&Ryan Show』のDJたちが、番組で明かした話によると、8日、ブリトニー・スピアーズが、ラスベガスの定期コンサートのプロモーションのために、同番組にゲスト出演。インタビューは事前に録音されることになったのだが、ブリトニー側からは3つの質問にしか答えないことを条件とされた上、ブリトニーはその質問にも「イエス」「ノー」と手短に答えるだけで、会話はまったく弾まなかった。これではリスナーに失礼だと、DJが提示された3つの質問以外のことを聞いてみたところ、ブリトニーはだんまりを決め込んで、回答拒否した。

 5分ちょっとの短いインタビューは散々な結果に終わり、どう編集しようかとDJが頭を悩ませていたところ、上層部から「条件に違反したから、インタビューはオンエアできなくなった」と告げられたとのこと。怒りまくったDJたちは、インタビューを流すはずだった時間枠を、ブリトニーを罵ることに徹した。インタビューが行われた時、ラジオ局にはブリトニーの生の声を聞くためにファンが招かれていたそうで、そのファンも「そんな難しい質問でも、失礼な質問でもなかったのに」「がっかりした」とコメント。

 南部なまりの強い女性DJは、過去に出演してくれた大物アーティストたちの名前を出し、「レディー・ガガはいろいろな質問にきちんと答えてくれたわ。クリスティーナ・アギレラは2分間、ずっと話しっぱなしだったわよね。それだけ、リスナーにたくさんのことを伝えたかったわけよ」とまくし立て、「15年もショービジネスやってるくせに、ブリトニーは、プロフェッショナルとは言えないほどひどいエンターテイナーだわ!」と、けちょんけちょんにコキ下ろした。

 米ゴシップ芸能サイト「Hollyscoop」は、ブリトニーに近い消息筋の「DJがブリトニーを罵り、ムッとするようなことを言ったから、インタビューのオンエアをストップさせることにした」という説明を掲載。しかし、DJたちの激怒ぶりを聞くと、問題はブリトニーの方にあった可能性が高いようだ。

 一方、ラッパーのリル・ウェインとのコラボ曲「Good Time」のMVをリリースしたばかりのパリス・ヒルトンは、10日にノースカロライナ州のラジオ局「WDCG-FM」の人気番組『Bob and the Showgram』に電話で生出演。インタビューはスムーズに行われたのだが、終盤でDJがいきなり「あのさ、『セックステープなんか作らなきゃよかった』と思ったことない?」と爆弾質問を投下。パリスの声のトーンは、明らかにイラついたものになったが、テープを作った元彼リック・サロモンのことを「まぁ、彼は病的な男だからねぇ」とうまくかわした。


 嫌みな質問も華麗にかわし、完璧かと思われたパリスのインタビューだったが、終了直後に思わぬ事態に。DJたちがまとめのコメントをしている最中、パリスの「なんてファッキングなケツ穴野郎なの!! もう二度と、この男のインタビューは受けないわ」と罵る声が流れてしまったのだ。パリスは電話を切ったと思い込んで、抑えていた怒りを炸裂させたのだが、不幸なことに電話はまだつながっており、バッチリと生でオンエアされてしまったのである。

 この様子は米大手ゴシップ芸能サイト「TMZ」で公開されたが、ネット上では「パリスらしくていいじゃないか」「リアルなインタビューができて成功だったのでは」と、面白がる声が多かった。

 ラジオの人気番組のDJは、相手の懐に飛び込む度胸と巧みな話術の持ち主でないと務まらない。彼らの中には、ラジオDJから全米に名が知られるセレブリティに大出世した者もいる。ライアン・シークレストは、国民的オーディション番組『アメリカン・アイドル』の司会者として知名度と人気、そして多額の報酬を手に入れた。シモネタや問題発言の多いハワード・スターンも、アメリカでは知らぬ人はいないほどの知名度を誇っており、昨年から人気オーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』の審査員を務めている。彼らのように、DJには海千山千の者が多く、ストレートに質問を投げつけるため、ゲストがたじたじになることも少なくない。今回大失態を犯したブリトニーとパリスも、DJに追い詰められた末にボロを見せてしまったのだろう。

 うっかり「化けの皮」が剥がれてしまったブリトニーとパリスだが、2人ともプロモーションの真っ最中であるため、今後もラジオ局のインタビューを受けるスケジュールが組み込まれているとのこと。失態が続かないといいのだが……。

最終更新:2013/10/12 16:00
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