カルチャー
ママ活の意外な事実
「ママ活」17歳の男子高校生が補導も、「ママ側が罰せられることはない」ワケを弁護士解説
2018/11/08 12:45
しかし山岸氏は、「先ほども言ったように、少年法は犯罪自体ではなく、その前段階の『成長のために有害となるようなこと』も取り締まるのですが、『物を盗む』『人を傷つける』という犯罪と違い、何が『成長のために有害となるようなこと』なのかが、わからない」という問題もはらんでいるという。
「厳しい親もいれば、甘い親もいるように、人ごとに何が有害かは判断が分かれます。この点、警察庁は、恣意的な判断が行われないように、一定の基準を設けていますが、果たしてどこまで『全国一律』に運用できるかわかりません。ある意味、20歳未満の少年少女にとっては、行動予測ができない恐ろしい法律でもあるわけです」
先にも述べたように、警察による補導は、少年法と同じ目的・趣旨で行われる。「ママ活は成長のために有害となるようなこと」と判断する者がいる一方、「有害にならない」と判断する者がいてもおかしくはないだけに、世間を混乱させてしまう面はあるだろう。
Twitter上での「ママ募集ツイート」は減る様子はなく、日本初のママ活アプリがリリースされるとの発表もあるなど、さらなる盛り上がりを見せそうなママ活。現状では、健全ではない程度の認識だろうが、ママ活をめぐる凶悪事件が起きないように祈りたいものだが……。
最終更新:2018/11/08 12:45