サイゾーウーマンカルチャーインタビュー女が「愛人」をやめるとき カルチャー 「職業:愛人」の女たち 第5回<最終回> 盗まれた3000万円、妻からの慰謝料請求、“パパ”がヒモ化――女が「愛人」をやめるとき 2017/11/05 21:00 インタビュー「職業:愛人」の女たち 美しさと手練手管で男を手玉に取っているつもりが……。美味しい話には裏があるというのは、“愛人交際”にも言えそうだ。 お金持ちのパパからブランドバッグを買ってもらったり、お手当てをもらったりと、一見“おいしい話”に思えるのが愛人である。しかし、いい思いばかりできるとは限らない。時にはひどい目に遭う女性だっているのだ。 今回は、愛人になったばかりにひどい目に遭ってしまった女性たちを紹介しよう。 3000万円近いお金を愛人男性に盗まれた 「最近、愛人業は廃業したんです。ちゃんとした彼氏ができたので……。できたら結婚したいですし」 と語るマキさん(仮名・31歳)。つい数カ月前まで、愛人業のほかに風俗勤めをしていた。それには、ある理由があったという。 「借金ができちゃったからなんです。実は、初めて愛人になった人にお金を盗まれてしまって。最初はお金をくれていたので、すっかり安心していたんですが……」 マキさんは、大学時代から風俗を始め、OL時代も副業として続けていた。最初に風俗で働き始めたきっかけは、「友達と旅行に行きたいから、お金を貯めるため」だった。ところが、美少女だったこともあり、あっという間に人気が出たマキさんは、驚くほど高額を稼げる風俗のバイトにハマってしまう。 「ただ、学生時代は実家に住んでいたこともあって、贅沢なものにお金は使わず、ひたすら貯めることに喜びを見いだしていたんですよね。税金を払っていないので、銀行に入れるのは怖かったから、ひたすらタンス貯金でしたが、隠し場所に万札を貯金するのが楽しみだったんですよ」 お金はみるみる貯まっていった。しかし、社会人になり、3000万円近くが貯まった時、マキさんは精神を病んでしまったようだ。 「朝、起き上がれないんですよ。しばらくは無理して会社に行っていたんですが、もうムリってなって……。会社を一度辞めることにしました」 ――貯金もあるし、生活には困らないですね。 「ええ、だからしっかり休めばよかったんでしょうが、なぜか、生活費だけでも稼がなきゃって思っちゃったんです。決まった時間に決められた場所に行くのがキツかったから、愛人がいいかもしれないって、ネットで愛人探し専用の掲示板や出会い系に書き込んで相手を探したんです」 ――そういった場所で、本当に見つかるの? 「単なる冷やかしのような人もいれば、本当に愛人を探している人もいるし、いろんな人がいますよ」 だが、運悪くマキさんが最初に出会ったのは詐欺師だった。 「最初はお金をくれていたんです。でも、途中から『今月ちょっと厳しくて』ということが増え、『俺の経営している会社がやばいんだ』と言って、ウチでデートするようになったんです。付き合って半年くらいたっていたので、私も信用し始めていたから、合鍵なども持たせていました。ところが、ある日、ちょっと近所に買い物に行って帰ってきたら、彼がいなかったんです。そして、そのまま音信不通になりました」 次のページ 3000万円近く貯めたお金が空っぽに 123次のページ Amazon ダイヤル式小型耐火金庫ES-8 bg2577 関連記事 「愛人紹介」のラウンジオーナーと、“パパ活”女子大生の意外な本音【職業:愛人の女たち】愛人手当ては「家電」に物品、居酒屋の常連客と“コスパの良い”愛人関係に【「職業:愛人」の女たち】元大リーガーと交際も……「愛人は3人」シングルマザーの“男と金”事情【「職業:愛人」の女たち】派遣先の経営者と婚外恋愛、離婚、そして愛人へ――バツイチ女性が語る「私は女に嫉妬される」の意味妻、愛人、部下とのセックスを謳歌する経営者――自称「満ち足りた男」を暴く爽快感