美容・健康
【連載】美容整形Dr.高須幹弥に訊く!
「舌回し」「リンパマッサージ」「口体操」は効果ある!? “ほうれい線消し”の都市伝説をDr.高須幹弥に訊く
2018/11/05 21:00
では、ほうれい線を消すにはどうすればいいのか? 基本的には、バランスのいい食事をとって、紫外線に当たらず、過度にしゃべったり表情を作ったりしないことです。あと、化粧も皮膚の劣化を促すので、肌のためにはしないほうがいいでしょう。当院に来られる方を見ていても、人と会ったりしゃべったりすることがなく、紫外線にも当たらない引きこもりの人は、実年齢より若く見える人が多いですよ。ほうれい線を消そうとして根拠のないトレーニングをやるより、頑張りすぎないほうが老けないのかもしれませんね。
なお、ほうれい線は骨格的にできやすい人とできにくい人がいるので、10代後半などの若い世代でも、僕のところへ相談に来られる方はいます。もし美容整形でほうれい線を薄くするなら、ダイレクトに効果があるのはヒアルロン酸。でも、顔全体のたるみもなくしたいなど、ほうれい線以外も改善したい場合は、糸や切開でのフェイスリフト、サーマクールなどの施術をしたり、いくつかの施術を組み合わせたりすることもあります。それぞれの体質やゴール、予算やダウンタイムがどのくらい取れるかなど、総括的に考えて決めていきます。
ちなみに、ヒアルロン酸は2年ほどかけて吸収されて、いずれなくなっていきますが、切開するフェイスリフトは、施術時点の効果はある程度永久的に持続します。ただ、どんな施術も、その後に老化した分はたるんでいくので、施術後も肌を劣化させないライフスタイルを意識することが大切です。
高須幹弥(たかす・みきや)
美容外科「高須クリニック」名古屋院・院長。オールマイティーに美容外科治療を担当し、全国から患者が集まる。美容整形について真摯につづられたブログが好評。
・公式ブログ
最終更新:2018/11/05 21:00