日本テレビ、『高嶺の花』視聴率8.2%で自己ワースト記録! 存在が危ぶまれる「水10」枠
石原さとみが主演を務める連続ドラマ『高嶺の花』(日本テレビ系)が、視聴率苦戦から抜け出せずにいる。現時点で2ケタを獲得したのは、初回の11.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だけで、以降は1ケタ台を推移中。関係者は「このドラマだけでなく、その放送枠も危機的状況にある」と、指摘する。
「8月8日に放送された第5話は8.2%と、第3話に並ぶ自己ワーストタイを記録してしまった。そんな中、15日には第7話(22日放送)より新たに香里奈が“重要な役どころ”で出演することが発表されましたが、一部ネット上では『香里奈は嫌いじゃないけど、話題性はないだろ』『“大股開き”スキャンダルで失脚した女優じゃ、テコ入れにならない』などと失笑されています」(芸能ライター)
香里奈の起用以前に、同ドラマでは主人公・月島もも(石原)の振る舞いが「下品」だと不評で、なおかつ野島伸司氏が手がける脚本も「古臭い」「時代に合わなくなっている」と感じる視聴者が増えているようだ。
「ドラマが放送されている日テレ『水曜ドラマ』枠は、もともと高視聴率枠として一目置かれていました。同時間帯にフジテレビがドラマ枠を設けていた時期もあり、その頃は『水10対決』と注目を集めたけれど、日テレに敵わないと判断したフジが16年1月期を最後に撤退。日テレはその後も、同4月期の嵐・大野智主演『世界一難しい恋』で全話平均12.9%、7月期の北川景子主演『家売るオンナ』で11.6%、10月期は石原主演の『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』で12.4%と、好調をキープしました」(テレビ局関係者)
こうして完全に「水10」の“王者”のようになっていた日テレだが、その勢いに陰りが……。
「今年1月期に主演・広瀬すず、脚本・坂元裕二で放送前は話題を呼んでいた『anone』が6.1%で大爆死したかと思えば、4月期の吉高由里子主演『正義のセ』も9.8%と、2ケタ台に届かず。その上で今期の『高嶺の花』もコケているとあって、かなり笑えない状況です。先日、10月期の新ドラマ『獣になれない私たち』の概要が発表され、新垣結衣と松田龍平のW主演に、新垣とは16年の大ヒットドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)以来、再タッグとなる脚本家・野木亜紀子の起用が明らかに。これなら数字も話題性もバッチリ……ですが、逆に同作すら不発に終われば、いよいよ枠自体が問題視されるでしょう」(同)
日テレは現在、4年連続でゴールデン帯、プライム帯、全日帯の視聴率「三冠王」に輝いているが、このドラマ不振がどのような影響を及ぼすだろうか。