サイゾーウーマン芸能テレビドラマレビューメジャー感を獲得した俳優・峯田和伸 芸能 ドラマレビュー 『アイデン&ティティ』から『高嶺の花』へ、俳優・峯田和伸が獲得した“メジャー感”とは 2018/07/23 21:00 テレビ朝日ドラマレビュー 峯田和伸 ΜΙηё†Δ КΛΖΖпоνさん(@mine_minet)がシェアした投稿 – 2018年 7月月17日午前7時28分PDT 水曜夜10時から放送されている『高嶺の花』(日本テレビ系)は、華道の名家に生まれた月島もも(石原さとみ)が、婚約者に振られたことをきっかけに、自転車店を営む「ぷーさん」と呼ばれる中年男性・風間直人(峯田和伸)と知り合うところから始まる恋愛ドラマだ。 脚本は、民放地上波のドラマでは久々となる野島伸司。タイトルや宣伝を見ていると、かつて野島が大ヒットさせたドラマ『101回目のプロポーズ』(フジテレビ系)における武田鉄矢のように、峯田和伸が高嶺の花である石原さとみに対して猛烈アタックする恋愛ドラマになるかと思ったのだが、実際見た後の印象は逆で、家柄に縛られるあまり自意識がこじれているプライドの高いももが、飄々としたぷーさんに翻弄されるうちに、いつしか恋愛感情を抱いていくドラマとなっている。ドラマとしての評価はまだ保留だが、石原と峯田の掛け合いは見応えありで、この2人の演技力と存在感にかなり救われている作品というのが、現在の印象である。 武田鉄矢や泉谷しげる、近年ならピエール瀧など、ミュージシャン出身の個性派俳優が日本には何人かいて、峯田和伸もその1人だ。峯田はロックバンド・銀杏BOYZのメンバーで、男の中にある純情な部分と、ドロドロの性欲で悶々としたモテないコンプレックスを歌ってきたミュージシャンだ。 次のページ 冴えない男から「面白いおじさん」への転機 12次のページ Amazon アイデン & ティティ [DVD] 関連記事 『おっさんずラブ』、ドラマ史に残る失恋シーンを演じた吉田鋼太郎の演技力『ブラックペアン』嵐・二宮和也に拍手喝采、イラつかせる“チンピラ演技”の魅力とは志尊淳、『トドメの接吻』『女子的生活』で証明した“実力派若手俳優”の力量斎藤工『MASKMEN』で考える、山田孝之らイケメン俳優が抱える“痛さ”の使い方King&Prince・平野紫耀と『花のち晴れ』神楽木晴、2人の姿が重なって見えたワケ