サイゾーウーマンコラム神林広恵「女性週刊誌ぶった斬り」有働アナ、キャスター就任で注視すべき点 コラム “噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第417回】 有働由美子アナ、『NEWS ZERO』メインキャスター就任で注視すべき点 2018/06/20 16:30 ジャニーズ女性週刊誌ぶった斬り!有働由美子 「女性セブン」6月28日号(小学館) 下世話、醜聞、スキャンダル――。長く女性の“欲望”に応えてきた女性週刊誌を、伝説のスキャンダル雑誌「噂の真相」の元デスク神林広恵が、ぶった斬る! NEWS・小山慶一郎と加藤シゲアキの未成年飲酒騒動に続き、今度は手越祐也も。ジャニーズにとって、今回発覚したのは氷山の一角で、こういったことは日常的なのでは? との疑問が浮かぶが、手越はなんのお咎めもなくW杯キャスターを務めている。大丈夫か? 日本テレビ。 第417回(6/14〜6/19発売号より) 1位「有働由美子にNO! 早くも逆風! 大物女性キャスター『不穏な視線』」(「女性セブン」6月28日号) 2位「浅田真央 同居開始で姉へ苦言『舞は奔放すぎ!』」(「女性自身」7月3日号) 3位「花田景子さんショック! 貴源治『二股愛のラブホ現場』」(「女性自身」7月3日号) NHKを退職した有働由美子が、10月から日本テレビのニュース番組『NEWS ZERO』メインキャスターを務めることになったが、“現場主義”“ジャーナリズム”を掲げる有働アナに「女性セブン」は手厳しかった。池上彰の「そんなに簡単に“ジャーナリスト”を名乗ってほしくないな」との言葉を紹介し、他局の安藤優子、長野智子、膳場貴子といったキャスターの実力と有働アナの経験値を比較する。 確かにそう考えると有働アナが日本テレビを選択したのは、理由があったことがわかる。実力派看板女性キャスターが不在だから。 だが記事には、さらに重要な指摘もある。それが『NEWS ZERO』と安倍政権との関係だ。これまで『NEWS ZERO』のキャスターを務めていた元官僚の村尾信尚が、有働アナのキャスター就任で降板になるが、その理由をこう記している。 「(村尾は)安倍長期政権のもとは“反安倍”はやりにくいと、上層部の一部から疎んじられたところもある。そのため村尾さんを外そうという動きもあったと聞きます」(テレビ局関係者のコメント) 確かに“安倍応援団”の日テレにあって、村尾キャスターは安倍政権の政策に批判的なスタンスをとることも多く、2014年12月の総選挙特番では、インタビュー中に安倍晋三首相がブチ切れてイヤホンを外し、自説をまくしたてるという“事件”を引き起こした。それが上層部にとってはやはり疎んじる原因となり、さらに有働アナの起用につながったのか――。ということは、有働アナが政権にとって安全パイということでもある。 さらに記事には有働アナとタッグを組むことが有力視される青山和弘記者について、テレビ局関係者は「村尾さんとは逆に安倍官邸に近いことで有名。今後は政局報道も官邸の気分を損ねることなく“スムーズ”にいきそうです」とも指摘している。 有働アナはそんな日テレの思惑に、やすやすと乗るのか、それとも――。『あさイチ』(NHK)は原発や戦争、米軍基地問題、夫婦別姓、セクハラなどの問題を取り上げ、疑問の声を上げてきたが、一方で有働アナは正面から政権批判に取られるような言葉はほとんど発してこなかった。10月からの“ジャーナリスト”有働がどのようなキャスターぶりを見せ、報道をするのか。好感度が高いだけに、注視が必要だと、あらためて問題提起をしてくれた良記事だった。 次のページ 浅田真央と舞姉妹が同居!? 12次のページ Amazon ウドウロク (新潮文庫) 関連記事 NEWS・小山と加藤をフォロー!? “被害者女性バッシング”する「女性セブン」勝間和代、確固たる地位も経済的基盤もある有名評論家が“カミングアウト”した意味中居正広の独立はない!? 「新しい地図」との差を生んだ残酷な1年小室哲哉、西城秀樹、坂口憲二……超高齢社会を象徴する“病気ネタ”満載の「女性自身」嵐がギャラ値引きでピンチヒッター!? 女性週刊誌が取り上げるTOKIO「山口達也問題」の影響