サイゾーウーマンカルチャー女性誌レビュー新川優愛が“着やせテク”披露の矛盾 カルチャー [女性誌速攻レビュー]「non・no」7月号 モデル・新川優愛が“着やせテク”披露! 矛盾にまみれた「non・no」着回し特集の妙 2018/06/19 21:00 non・no女性誌レビュー ノンノ女子も“やることはやってる”? 続いて見ていくのは「シンプル&簡単! #『彼女感』なまとめ髪」です。「簡単!」という触れ込みでも、後れ毛のバランスや毛束を捻る一工夫など、実際にやってみると難しいアレンジばかりなのはお約束。髪の先まで計算し尽くされた「頑張りすぎないゆるり感」や「ちょっとの色っぽ」など、あざとさにあふれたテクニック満載です。 ところで、今月の「non・no」は「女子力コーデ&メイクの極み」を大テーマに掲げており、こちらもその中の企画の1つ。これまでにも「女子力」や「彼女感」というワードはたびたび「non・no」に登場しましたが、いまいち実態が伴わないというか、例えば“肩出しのオフショルダーを着て彼をドキドキさせ”たり、“オムライスを食べて可愛い私を演出”したりと、どこか非現実的というか、少女漫画の世界でしか通用しないテクニックばかりが紹介されていたんです。そんな誌面を読んでいると、女友達と恋バナで盛り上がる“恋に恋している女子大生”の姿が浮かんでくるのでした。 しかし今回の「#彼女感」は、ひと味違います。「彼部屋でゲーム」「おうちで一緒にまったりする」「彼の車の助手席に座る」「一緒に旅行の計画を立てる」「彼と近所へ買い物に行く」などなど、なんだかシチュエーションがいちいち具体的で生々しい! 恋愛に関しては奥手なイメージだったノンノ女子の意外な一面に、なんだか娘を持つ父親のような気持ちで軽くショックを受けてしまいました。まあ、表には出さないだけで、やることはやってるってことですよね。そういえば前号の恋愛企画においても、学生時代の彼氏とそのままゴールインするために堅実な恋愛を育んでいましたし。ノンノ女子のあざとさって、こういうところなんだよなー! ノンノ女子も開放的になる水着特集! 最後に見ていくのは「#BAEな水着とれたてNEWS in Saipan」です。「#BAE」って何だよ!?と一瞬思いましたが、何てことはない、“SNS映え”の“映え”です。今の子たちって、“インスタ映え”って言葉はもう使ってないんですよね。みんな“映え”って省略して使っているのを知っていましたか? 筆者は最近知りましたよ……。 こちらの水着特集では「可愛く#BAEる」「色っぽく#BAEる」というテーマの元、フリル、フルーツ柄、モノトーンビキニと、はやりの“盛れる水着”が紹介されています。また、水着に合う小物使いやビーチでの写真の撮り方など「#BAEテク」も充実! そしてここでも、真面目で保守的なイメージだったノンノ女子たちがサイパンの海でハジけにハジけまくっていました。もちろんホテルも「#BAEホテル」の代名詞・ハイアットリージェンシー。勝手に、ノンノ女子は、こういうチャラチャラしたノリにはあんまり興味がないんだと思っててすみません。夏だもん、海外だもん。そりゃあ、いつも全方位に気を使い優等生で振舞っている学校から離れて、ちょっとくらいハメ外したいよね! ノンノ女子の新たな一面を見た気分でした。 (橘まり子) 前のページ12 最終更新:2018/06/19 21:00 Amazon non・no(ノンノ) 2018年 07 月号 [雑誌] リア充すぎると浮いちゃうけど、リア充したくなるってやつね 関連記事 あえて黒髪キープで男を落とす!? 「non・no」に見るイマドキ女子大生のしたたかな恋愛術ファッション、SNS、会話――「non・no」女子大生の新生活号がルールブック化している謎合コンでの「笑顔」の作り方をレクチャー!? 「non・no」女子大生が恐れる“あざとさ”「non・no」が考える“男子の妄想”は少女漫画すぎ!? リアルから遠ざかる女子大生の恋愛観夫選びを妥協しても「26~27歳で結婚」すべし? 「non・no」結婚特集がモヤモヤする理由 次の記事 NEWS・小山慶一郎、ジャニーズJr.との写真流出で「関わるとロクなことない」と批判やまず >