今井舞の「週刊ヒトコト斬り」

“NEWSな2人” 小山・加藤とTOKIOの新CM

2018/06/08 21:00

jkoyasige01――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる!

◎一寸先は闇
  櫛の歯が欠けるようにどんどんメンバーが消えゆくジャニーズ。いや逆か。どんどん「メンバー」が増えていっているのか。今度は小山メンバーと加藤メンバー。NEWSな2人。

 いーえ、2人は「メンバー」じゃありません。犯罪じゃないんです! だって未成年だって知らなかったんですから‼ 小山は活動自粛ですっ! 加藤は厳重注意の上、書面による反省ですッ! ……なんだよ書面による反省って。とにかく堂々と「ほとぼりが冷めたら戻ります」宣言出た。

「本当にすみませんでした。しっかり反省し、今日からまた『news every.』(日本テレビ系)に復帰し、報道の現場に携わらせて頂きます。この国が抱えるさまざまな問題を皆さんにお伝えし、そして皆さんと共に考えていきたいと思っております。どうか宜しくお願いします!」

「本日から『NEWSな2人』(TBS系)再開です。アイドルの枠を超え、知的なジャンルでも活躍を見せる異色の“インテリジャニーズ”(番組㏋より)として、現代日本の若者たちの声を再びドンドン届けていく所存ですので、どうか応援よろしくお願い致します!」


 ……これに「待ってました‼」の機運は起こらんだろう、まず。

 この件とほぼ時を同じくして放送が始まった「いろんな未来がある」という、TOKIOが続投するフマキラーのCMのキャッチコピーは、ある意味深い。

◎これが俺の芸風だ!!
 近所の居酒屋に入ろうとしたら、唯一外から見えるガラス張りのボックス席の、一番目に付くところに、ダチョウ倶楽部の上島竜兵が。えー。

 ま、入りましたけれども。そして彼らに一番近いカウンター席に案内されてしまい、話が丸聞こえ。

 中年女性2人と30代くらいの男性と、全員ギョーカイ人と思しきメンツと飲んでいた上島。特に悪口も説教もなく、ほどほどにヨイショされながら、ほどほどに接待される竜兵。三谷幸喜の舞台の話では、三谷幸喜を「三谷幸喜さん」と呼ぶなど、ちょっとでも目上だったり、ジャンルが違う有名人には「さん」付けをする竜兵。外から丸見えなもんで、帰る客みんなから握手を求められてしまう竜兵。「お水下さい」と店員に頼むも、忘れられてしまう竜兵。もう一度頼むときも、「お水下さい」と、テンションに変わりなく、イラつく様子も見せない竜兵。


 そして会計も上島。志村けんとの飲み会の幹事の座を、千鳥の大悟に奪われたとの報道もあったが。最後はほとんどしゃべらなくなってしんどそうだったもんなぁ。もう盛り上げ役はつらいのかも。とにかく、竜兵が行くお店の皆さん、お水はなるべく忘れないであげて。つーか言われる前に出しといてあげて。

◎日大BL祭り
 会見で内田正人前監督を庇ってともに自滅した井上奨前コーチ。とあるビデオに出ていたことまでまるっと表沙汰に。美大生から聞いた話では、一部の腐女子の間で、もう既にBLストーリーに昇華しているらしい。

 すべては井上前コーチが宮川選手を内田前監督の魔の手から庇うために。「コーチ……」「いいんだ宮川。お前だけはこっちに来させたくない……ああっ」つって。そんな内田前監督は、実は田中英寿理事長のハーレム要員の品定め役。失敗をとがめられ、内田前監督の手で田中理事長の元に連れて行かれ、罰を受ける井上前コーチ。しかし、そこに宮川が助けに来て……あああーっ。

 ……いやもうね。実物読ませてもらったけど。いやもうね。これでも「門外漢にちょうどいい入門編くらいの内容」だったらしいのだが。これで……? やっほーい。逆にもうそれが真相だったらいいのになって思いました。次作は貴公俊周辺を題材に鋭意製作中だそうで。その意欲と速度 !! ネバーエンディングストーリー……。

今井舞(いまい・まい)
週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。

最終更新:2019/05/21 20:25