インタビュー

NEWS・小山慶一郎は、なぜパリピを卒業できない? 臨床心理士が“未成熟さ”を分析

2018/06/07 21:55

悲劇のグループのリーダーという役割に疲れ果てた?

 これらの特徴に小山が当てはまるかどうかは、一概に判断しかねるものの、杉山氏は、小山の騒動を見て「批判されすぎるのは、ややかわいそうな気もします」という。

「アイドルは、人を楽しくするという仕事ですが、自分が楽しくなければ、見ている人も楽しくならないんです。それだけに小山さんも、ああいったノリになったのかもしれません。もしくは、リーダーとしてちょっと疲れたんですかね。NEWSはこれまでに何人もの脱退者を出し、そのことを小山さん自身がテレビで涙ながらに語ることもあったと聞きましたが、悲劇を背負い続けなければいけないのも大変だと思います」

 ファンがNEWSに対して、“悲劇を乗り越えた”というドラマ性を抱き続けているとすれば、「小山さんが“悲劇のグループのリーダー”という役割に疲れ果て、ハメを外してしまった……という可能性はあるかもしれませんね」。

 普段、固い仕事をしている人物が、その役割から解放され、“悪いパリピ化”をしてしまうことは、一般的に珍しくなく、年齢問わず起こり得ることのようだ。

「小山さんは、『34歳なのになぜパリピを卒業できない』などと言われていたそうですが、こういう人は、おじさんでもいますよね。普段、無理をしていればしているほど、『退行して楽になりたい』という気持ちが強くなり、ハメの外し方が激しくなってしまうことはあるかなと思います」


 アイドルとニュースキャスターという二足のわらじを履く小山。感じている重圧は、確かに一般人からは計り知れないのかもしれない。しかし、未成年女性に飲酒を強要したこと、そしてファンを失望させたことに変わりはない。これから小山は芸能活動自粛に入るが、その期間に、己をどう見つめ直すのか、見守っていきたい。

最終更新:2018/06/08 12:24
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積極的に、悲劇のグループのリーダーを背負っちゃったとこない?