サイゾーウーマン海外『ウォーキング・デッド』のトリビア10選(後編) 海外 シーズン3で死ぬはずだった人気キャラは…… 降板時にデス・パーティーを開催!? 『ウォーキング・デッド』の興味深いトリビア10選(後編) 2018/06/10 19:00 海外ドラマの向こうガワ 『ウォーキング・デッド』Blu-ray BOXより (前編はこちら) 6.キャストのマグショットが存在する シーズン2から登場した農場のオーナー兼獣医師で、頑固だがなにかと頼れる、善人キャラクターのハーシェル・グリーン。髪も眉毛もひげも白い穏やかな風貌だが、彼のマグショットが流出する騒ぎがあった。ハーシェル役を演じるスコット・ウィルソンが、飲酒運転で逮捕されてしまったのだ。 スコットは2012年8月18日午前2時、スピード超過で警官に車を停止させられた際、飲酒運転だったことが発覚。シーズン3を撮影しているジョージア州セノアのレストランバーでスコッチやワインをしこたま飲んでおり、警官に「道路が傾いている」「ヨガをしたい」と意味不明なことを訴えていたそう。マグショットは、撮影の最中ということもあり、ハーシェルそのまま。 シーズン5から登場する神父のゲイブリエル・ストークス。演じるのはセス・ギリアムだが、彼も飲酒運転で逮捕されており、マグショットがネットに出回っている。15年5月3日深夜にスピード違反で警官に止められ、飲酒運転がバレた上にマリファナ所持容疑で逮捕。スコット同様、「神父ゲイブリエルのマグショット!」だとネットをにぎわせた。 ちなみにウォーカー役のエキストラ、シャノン・リチャードソンという女優は、13年5月に当時のオバマ大統領やブルームバーグ・ニューヨーク市長に猛毒リシンを入れた封書を郵送したことで逮捕。禁錮18年の刑に処されている。 7.シーズン3で死ぬはずだったキャロル ウォーカーがはびこる壮絶な世界でサバイブしていく『ウォーキング・デッド』のキャラクターたちは、シーズンが進むにつれ、みんな強くなっていく。中でも最も強く変化したのは、キャロル(メリッサ・マクブライド)だろう。 キャロルは最初、DV夫に共依存していた弱々しい女性だったが、夫が死に、ウォーカー化した一人娘も倒され、シーズンを重ねるにつれて精神的に強くなった。誰よりも現実的に物事を考えられ、実行力もあるため、番組にはなくてはならない重要なキャラクターとして人気を集めているのだが、当初はシーズン3でウォーカーにかまれて死ぬという設定だった。同シーズンで、Tドッグ(アイアン・シングルトン)が己を犠牲にしキャロルを逃すシーンがあるが、もともとはキャロルがウォーカーの餌食となり、Tドッグが助かる予定だった。脚本家たちは「これ以上、キャロルを生かしてもうまく使えない」と思ったからだ。 しかし、現場で指揮を執るスコット・ギンプルは、「番組にとって彼女は使える存在になる」と確信し、キャロルを生かすと書き換えた。その確信通り、キャロルは大きく成長し、「使える」キャラクターとなったのだった。 次のページ 『ウォーキング・デッド』の前日譚はあの人気ドラマ!? 123次のページ Amazon ウォーキング・デッド Blu-ray BOX 関連記事 高校生のキャリーを描く『The Carrie Diaries』vsリアルを追求した『Girls』経済疲弊とタブー過多が起因? アメリカの懐古ドラマブーム【エミー賞】アメリカの社会情勢とマッチした『HOMELAND』が総ナメ!エロ・グロだけじゃない! 陰謀と愛憎が絡まる『スパルタカス』の魅力エミー賞から見る、次のブレイク海外ドラマはコレだ!