【連載】モンペと呼ばないで! ~怒れるママたちの叫び~

「子ども乗せ自転車」はトラブルの温床!? 幼稚園で駐輪場争い、盗難、いたずら……悩めるママ

2018/05/22 17:00

「あのスーパーは子どものものを盗まれる」と吹聴

 子ども乗せ自転車をめぐっては、“モンスターペアレンツ”化以外にも、“モンスタークレーマー”や“モンスター住民”化してしまう危険性もあるのかもしれない。意外に多いトラブルが、子ども用ヘルメットの盗難。保育園によっては、スペースの問題からヘルメットを持ち帰らなければならず、自転車のカゴに入れたまま出社するワーママも。1歳児の女児のママである加奈さん(仮名)は、スーパーの駐輪場に停車中にヘルメットを盗まれたという。

「子どもがヘルメットをつけたまま買い物をするのを嫌がるので、カゴの中に置いていきました。買い物中の盗難なので、スーパー側に『防犯カメラはないのか』『駐輪場に警備員がいないのが問題』と文句を言ったのですが、客側の過失として、ヘルメット代を負担してもらえなかったです。ママ友には『あのスーパーに停めると、子どものものを盗まれるよ』と教えました」

 こうした“犯人が特定できない嫌がらせ”を受けるケースはほかにもあるようだ。都内で3歳になる女児と1歳になる男児を育てている30代の美穂さん(仮名)は、子ども乗せ自転車への嫌がらせに悩んでいるという。

「昨年、リノベした中古マンションを購入して、引っ越ししました。マンションの敷地内に駐輪場があるのですが、以前、住んでいた住人が置いて行ったのか、置きっぱなしの自転車が幅を取っていて、新しく置けるスペースが少ないんです。子ども乗せ自転車は幅もあって大きく、うちは前と後ろに椅子がついているので、置いてある自転車とぶつかって倒してしまうこともあります」

 美穂さんは、毎朝、保育所に向かうために、置いてある自転車をどかして通り道を作ってから、自分の自転車を出すようにしていた。近隣にスーパーがあるためか、ただでさえ狭い自転車置き場に、マンション以外の駐輪許可シールが貼られた自転車が駐輪場に置いてあることもあった。ある時、やむを得ず自転車置き場の通り道を塞いでいる自転車の置き場所を変えると、次の日には、美穂さんの子ども乗せ自転車の置いてある場所が移動させられていたそうだ。


「まさか故意で動かす人なんていないと思っていたので、最初のうちは、たまたまどかされているのだと思ったんです。自分が置いているスペースに邪魔な自転車があると、どかして元の場所に自分の自転車を置いていました」

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