ジャニーズ小ネタ
【ジャニーズ研究会レポート】

東京ドームのコンサートで演出を楽しむならどこがベスト? KAT-TUNコンから考える“神席”

2018/05/06 10:00
KAT-TUN
関係者席の近くに“神席”あり?

 4月20日~22日に行われていた、KAT-TUNの東京ドームコンサート『KAT-TUN LIVE 2018 UNION』に行って来ました。活動再開後、3人での東京ドームコンサートが“海賊船”モチーフって、もうそれだけで古くからのファンの方はグッと来たのではないかと思います。KAT-TUNデビュー前、2004~05年のコンサートが『KAT-TUN Live海賊帆』、08年のコンサートが『KAT-TUN LIVE TOUR 2008 QUEEN OF PIRATES』で、KAT-TUNといえば海賊をイメージする人は多いですよね。

 始まる前からジャニーズJr.が客席を練り歩いたり、センターステージが3段に分かれて、さらにはバックステージまで移動する新しいタイプのスケルトンステージがあったり(あれ、新しいですよね?)、亀梨和也さんが宙に舞ったり、中丸雄一さんがステージを模したミニチュアで遊ぶと演出が変化したり、上田竜也さんがバイクでドームを一周したり、さらには花火と炎が飛びまくったりと、超かっこいいステージでした。

 今回ラッキーなことに、アリーナ席でコンサートを見ていたのですが、ふと思ったんですよね……「もしかして演出全部を見るなら、スタンド席の方が見やすいのではないか?」と。正直、バイクに乗ってバックステージ前で銃を乱射する上田さんとか、全然見えなかったですからね。上田さんがあの時なにをやっていたかは、終わってからネットで調べました。会場にいたのに(笑)。

 SMAP、KinKi Kids、嵐、タッキー&翼、NEWS、関ジャニ∞、Hey!Say!JUMPから『ジャニーズカウントダウン』まで、東京ドームのありとあらゆる席でコンサートを見てきたつもりですが、はたしてどこが全部の演出を見やすい席なのでしょうか? 今回は「東京ドームの良席」について考えてみたいと思います。

 三塁側の1番端、天井の後ろ、ポールで完全に視界が隠れてしまう2階席、ちょっとリッチな気分が味わえるバルコニー席、とにかく花道が見やすいエキサイトシート、アリーナ、スタンド……もちろん、会場に入れるだけで全部楽しいです。ほんっと~に楽しい! でも、全体の演出を見るなら「絶対ここだ!」という席に2回くらい入ったことがあります。それは“1階スタンド真正面”です。


 東京ドームのステージは結局、1階スタンド真正面のために作られてるんだと思います。そりゃ、花道脇やらセンターステージ前のアリーナも最高ですよ? メンバーが近くにいますもの! でも、演出全部を見るのには少し苦労します。「前の方のいい席で見てるんだから我慢しろ」って話なのかもしれませんが、それでも全部見たいじゃないですか? 特に花火などの大がかりな特効は、ちょっと離れたところから見た方が楽しいし、キレイだと思うんですよね~。……ハッ! そういえば、関係者席もこのあたりになることが多いですよね。なるほど~。

 コンサートは上の方の席でも、間違いなく楽しいんですけどね。前述の三塁側の1番端の席で見ていたときは、周囲の人と“謎の連帯感”が生まれておもしろかったし、全体が確実に見渡せますし、ものすごく印象に残ってます。コンサートになにを求めるかによって“良席”は人それぞれですが、純粋にコンサート演出を楽しみたい人には、1階スタンド真正面は“超良席”であるとお伝えしておきます。

■トモノトモエ
 “ジャニオタ歴30年”の事務所担ライター。初めて行ったコンサートは少年御三家の武道館公演。1番初めに好きになったのは少年隊。酸いも甘いも味わってきたジャニオタライフを活かし、全ジャニオタに役立つ情報を発信している。近著に『嵐のコンビ愛 まとめBOOK』『踊る! Kis-My-Ft2 with A.B.C-Z 大辞典~パーフェクトデータブック』(いずれもサイゾー)。

最終更新:2018/05/06 10:00