コラム
【連載】モンペと呼ばないで! ~怒れるママたちの叫び~

【モンペと呼ばないで!】バレエ教室で「娘だけ裸足練習」……これは指導なの、虐待なの?

2018/04/10 17:00

 女児のママに人気の習い事といえば、情操教育であるピアノやダンスなど。中でも、クラシックバレエは姿勢が良くなり、礼儀正しくなるというプラスのイメージが強い。4歳の女児のママである香織さん(仮名)は、俗に“習い事解禁”といわれる3歳になると、バレエ教室を探し始めた。

「私自身がバレエに興味があったものの習えずじまいだったので、子どもにはぜひって思っていたんです。いくつか教室を見学し、近所にある個人の先生が教えているところに決めました」

 教室見学をした時に、20年以上の歴史ある教室だという説明を聞き、娘を通わせる決心をした香織さん。この教室は、親には練習風景を一切見せないという方針だった。

「娘はまだ1人で着替えたりするのができないので、レッスンのはじめと終わりは教室について行っていました。レッスン中の飲み物は水だけという説明があったのですが、水が苦手な娘には、ジュースの入った水筒を持たせていたんです。なのに、レッスンが終わると、ものすごい勢いで私が持参した飲み物を飲んだりするので、おかしいなと思って娘に聞いてみると、休憩中の飲み物が水しか飲むことが許されなかったため、ずっと飲まずに過ごしていたみたいで……」

 このことがきっかけで、香織さんは教室に猛抗議した。

「子どもが脱水すると、命に関わるじゃないですか。それに、足の裏が汚れているのに、バレエシューズが綺麗なのも気になったので聞いてみると、『足の感覚をつかむため』という理由で、うちの子だけ裸足で踊らされていたみたいなんです。『スタジオの床は冷たいのに、裸足でいさせるって虐待だ』と言いました」

 こうしたトラブルにより、バレエ教室のママたちから浮いてしまったという香織さん。

「バレエ教室では先生が絶対なので、『これくらい当たり前だよ』と言われました。みんな2年に一度開催される発表会で、子どもに良い役をもらいたいらしく、言いづらいようです」

 結局、教室を辞めることを決意したが、前もって納入していたレンタルスタジオの代金や、発表会のための積立金は返してもらえなかったという。

「『そういう契約です』の一点張りでした。最近、生徒が少なくなっているのもあって、1人当たりの設備費などの負担が大きくなっているようです。私みたいな被害者が出ないように、ネットのお稽古事サイトには、口コミを投稿しました」

 天才児と呼ばれる子どもの育成には、習い事をはじめとする早期教育が必要と考える親が多い。その投資には、『これだけ支払ったのだから、言う権利はある』という本心が見え隠れしているようだ。
(池守りぜね)

最終更新:2018/04/10 17:00
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