サイゾーウーマンカルチャーインタビュー吉本新入社員の退職理由はパワハラ? カルチャー メンタル・ジャーナリストの大美賀直子氏に聞く! 吉本興業の新入社員「お前呼ばわり」で退職――悪いのはパワハラ上司? “豆腐メンタル”の新人? 2018/04/04 10:00 インタビュー パワハラ加害者にならないために意識する境界線 では、自分が上司だったとして、パワハラ加害者にならないためには部下をどのように呼ぶのが適切なのだろうか? 大美賀氏によると、「人には氏名があるのですから、苗字に『さん』をつけて呼ぶことが原則です。部下に対してでも、ビジネスの場においてはそのような敬称をつけるべきです」とのこと。 もしあなたが今「部下は呼び捨てされてあたり前」と少しでも考えたのなら、パワハラ予備軍になる可能性があるかもしれないので気を付けるべきだろう。とにかく、“業務の適正な範囲を超えて、職場の人に精神的・身体的苦痛を与えていないかどうか”がパワハラの境界線。相手が仕事を辞めざるを得なくなったり心の病に陥ったりするほど、精神的に追い詰めてしまってからでは遅いのだ。 ネット上では、「そもそも、プライベートであるべきはずの退職理由が芸人にまで広まってしまい、ましてやそれをテレビで愚痴っぽく語ってしまうのは非常にモラルに欠けている」などとも指摘されている今回の騒動。 辞めた原因が“お前呼ばわり”された件しか情報が載っておらず、どのような状況で言われたのか、継続的に言われていたのかなど、細かな情報はわからないため、あくまで臆測となってしまうが、社員の退職理由が“ネタ”となってしまう吉本の社風を考えると、きっと原因は“お前呼ばわり”だけではないのだと思ってしまう。ジュニア・ケンドーコバヤシともに“親に殴られるのが当たり前の世代”らしいが、時代は変わっていることに気づいた方がいいかもしれない。 (文=ヨコシマリンコ) 前のページ123 最終更新:2018/04/04 16:04 Amazon どうして会社に行くのが嫌なのか (アスキー新書 026) 男性が思ってる以上に「○○ちゃん」呼びは腹立つもんなのよ 関連記事 ジャニーズ子会社役員、自殺の背景――元関係者語る「土下座」「深夜3時の電話」のパワハラ体質“伊調馨パワハラ騒動”を報じる「女性自身」の意味深すぎる“吉田沙保里”情報テレビ業界の異常なセクハラ、年収1000万円作家のウラ側……「女性放送作家」座談会ハリウッド権力者の“セクハラ”事件にベン・アフレックの声明に「てめぇもだろセクハラ野郎」の声加藤綾子アナの“Eカップイジり”に「テレビ界は異常」の声――「セクハラ炎上」多発のフジ 次の記事 佐藤勝利、喫煙情報にファン激震 >