サイゾーウーマンコラム“降格処分”貴乃花親方の意外な部分 コラム 今井舞の「週刊ヒトコト斬り」 貴乃花親方の降格処分で明らかになった意外な部分 2018/03/30 21:00 週刊ヒトコト斬り 貴乃花部屋公式サイトより ――毒舌コラムニスト・今井舞が、話題のアノ人物やアノニュースをズバッとヒトコトで斬り捨てる! ◎庭には二羽鶏…… 「毎月28日はにわとりの日」というケンタッキーのCM。にわとりの日……。何かこう原材料感がすごくて生々しいというか。命をいただいている、という自覚を促す、道徳的にはいい機会なのかもしれないが。「わー、今日は28日だからにわとりの日だぁ、お得なセット買いにケンチキ行こー♪」という喚起にはなかなか。祥月命日か。 ◎大逆転劇 貴乃花親方、全面降伏。いやー、「超高速出勤早退」の奇行を繰り返していた、つい先日の異様なまでの頑なさは、そういう「損得」で覆るようなシロモノじゃないように見えたが。職を失おうが人の目にどう映ろうが、自分にしか見えない道を突き進む。不撓不屈、不惜身命。よくも悪くも、それが貴乃花だと思われていたのだが。コロッ。いや、だからそれが悪いこととは言わないが。ただただ意外。「えー、謝れるんだ」という部分にも驚いたが「てことは、自分が取ってた行動が『奇行』だって自覚はあったんだ」って点が何より。ますます五里霧中。 序列80人に抜かれ、委員から年寄へ。いろんな意味で、計り知れないダンジョンに行ってしまった貴乃花。3カ月で5階級降格。逆藤井六段か。 ◎こっちも事件 3年ぶりの放送だというのに、なぜ、よりによってヒロインに上原多香子。「あの件」以降、どこも全く起用してないというのに、なぜ、突然「浅見光彦シリーズ」に。原作者の内田康夫が亡くなってすぐという点でも、いつもより注目されてしまったわけだが。 話のつるつる感、出演者のレベル、セットにかける金のなさ等々を見るにつけ「いろいろ声かけたけど、スケジュールを考えるともう上原多香子しか……」という消去法での登用だったような気がしてならない。その放送局、フジテレビにつき。今後の流れによっちゃ、「月9ヒロイン、上原多香子に決定!」なんて可能性もゼロとは言えんな。 「私が気をもたせるようなことをしなければ」「私の周りの人はみんな……」と言いながら、棒のようにさめざめと泣く上原という画ヅラは、ある意味嫌がらせ。ヒロインハラスメントにめげず、もらった仕事は有り難くいただき食いつなぐ上原多香子。早すぎる余生は、まだ始まったばかりだ。 今井舞(いまい・まい) 週刊誌などを中心に活躍するライター。皮肉たっぷりの芸能人・テレビ批評が人気を集めている。著書に『女性タレント・ミシュラン』(情報センター出版局)、近著に『気になる「あそこ」見聞録』(新潮社)がある。 最終更新:2019/05/21 20:26 関連記事 ビートたけしの円満じゃなかった“独立”が思い出させる「あの轍」平昌パラリンピック中継に見る「香取慎吾」の扱い落語家の襲名騒動で湧いた林家正蔵と海老名香葉子への疑問清水良太郎、極楽とんぼ・山本圭一……芸能界のポンコツたちが集まるアノ場所平昌五輪カーリング女子とYOSHIKIが引き起こした“現象”の共通点 次の記事 JUMP・山田、『もみ冬』制作秘話 >